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【Dプロ開催報告】自分らしく、社会に貢献する方法

こんにちは。c.schoolの風間です。

8/18(日)に、「自分らしく、社会に貢献する方法」と題して特別授業を行いました!当日は、合計8名のc.school生と、2名の保護者の方にご参加いただき、大変温かく、学び多き場になりましたので、当日の内容を少し紹介したいと思います。

今回の特別講師は、チェルシー・リンさん。高校生のときに、企業などからお金を集めて、インドの村に学校を建てるなど、社会起業の取り組みを行い、その後は大学でソーシャルアントレナーシップ(社会起業)などについて学びました。現在は、組織開発のコンサルティング会社やインターナショナルスクールなどで幅広く活躍されています。

私の尊敬する友人の一人であり、私自身もとても勉強になりました。

ソーシャルアントレナプレナー”シップ”(社会起業家”力”)

これからの時代、様々な仲間を集めて、問題解決をしたり、価値を生み出したりする、Social Entrepreneurship (社会起業家”力”)が必要になってくると言います。(左図)

例えば、チェルシーさんと友人は、高校時代、たまたまインドの学校のない村を知り、「自分たちと同じはずの子どもたちが学校にいけないなんておかしい」という問題意識を持ち、現地の自治体や現地の人々、それから寄付を集めるために、アメリカの企業やNPO、それからアメリカに住む人々にも声をかけて、学校を建てることを実現しました。

重要なことは、自分自身が、「政府」「NPO/NGO」「現地の人々」「企業」などのいづれかに所属している必要はなく、巻き込む力を持つということです。また、チェルシーさんは、「必ずしもみんながみんな巻き込む人になる必要はないが、この力を身につけることが大事」と言います。

もっとみなさんにとって身近なことで言えば、生徒会活動や部活動、学級活動も同じだと思います。「学校をもっとこうしたい」「部活動をもっとこうしたい」「学級活動をもっとこうしたい」そんな想いを持ったとき、自分一人でできることは限られているかもしれません。そのときに、学校の先生や、他の生徒のみんな、ときに地域の人や社会の人に声をかけて巻き込んでいくことが大事です。社会起業家”力”とは、「もっとこうしたらよくなるはずだ」という想いを持ち、周りの人々に働きかける力のことなのかもしれません。

これからの時代の社会貢献する力と自己理解の大切さ

社会は大きく変化をし続けています。グローバル化やIT化が急速に進み、競争の時代から協働の時代への変化が求められるようになりました。

一つの考え方として、少し前までは「社会のニーズにぴったりと自分を合わせにいくこと」(左図)が求められましたが、いまの時代は、「社会のニーズと自分自身の価値観を重ね合わせること」(右図)によって、多様な人(価値観)との協働が大事になってきました。

極端な例で言えば、少し前までは、一つの尺度で、学歴の高い大学や大企業に入ることが成功といった社会の価値観が存在し、そこに入るために競争をしていましたが、終身雇用や年功序列の仕組みは崩れはじめ、競争によって手に入れられうる絶対的な正解はなくなりつつあります。そして、現在では、海外の人たちや多様な価値観の人々と、多様な尺度の中で、相互理解をし、協働していくことが重要になってきています。

つまり、世の中のためになる力というのは、一人ひとり違う。自分自身が大切にしている考え方、好きなこと、得意なこと、それと世の中にフィットするところを見つけるということが、これからの世の中への貢献の仕方です。

チェルシーさん講義より

そのときに大事なことが、「自己理解」をすること。自分は何が好きで、何が得意で、何に興味を持っていて、どんな考え方をするのか。

実際に、最近の高校/大学の推薦入試や就職活動では、「なぜ、この大学に行きたいのか?」「なぜ、この仕事をしたいのか?」「どんな価値を発揮できるのか?」こういった質問に自分なりの答えを持つ必要があります。

もちろん、子ども時代に完璧な答えは出ませんし、私自身も日々自分なりの答えを考えています。でも、自己理解すること、社会を理解すること、この練習をしていくことが重要だと考えています。

イメージとしては、こんな感じで、まっさらなところに、少しずつ自分や社会を理解して、重ね合わせていく経験(練習)をc.schoolのDプロ(特別授業)で積んでいって欲しいと思っています。

自分らしく生きるための考え方

人の脳は、行動するとき、「why(なぜ行動するのか)」→「What(何をしたいか)」→「How(どうやってしたいか)」の順番で考えるといいます。この「Why(なぜ行動するのか)」こそが自分自身の価値観。それがわかると、自分らしく行動できるようになると言います。

例えば、「英語を勉強したい!」というWhat(何をしたいか)が共通する二人がいたとしても、一人は「海外にいって世界を広げたい」かもしれないし、もう一人は「カッコよくしゃべりたい」かもしれない。この違いによって、勉強の仕方、How(どうやってしたいか)も変わってくるかもしれません。前者の人は、海外にいったり世界が広がる教材を通じて学ぶことが大事かもしれないし、後者の人は、好きなハリウッド俳優の発音を真似しながら学ぶ方がしっくりくるかもしれません。

何をするにしても、自分の価値観、自分の大事にしているものっていうのがすごく大事。学校の先生や、お父さん・お母さん、だれかの「why」でがんばることもできるんだけど、なにかしっくりこないことがある。大人になったときに「あなたは何をしたいのですか?」「あなたは何を大事にして生きたいのですか?」と聞かれたときに、なにも答えられなくなってしまう。だから、他のだれかではなく、自分の「why」を探す練習をしておくことが重要です。

チェルシーさん講義より

自分の感情から価値観を探す練習

実際に、最近起きた嫌だったできごとから、そのときの感情を思い出し、さらにそれはなぜそう感じたのかまで考えるワークをしました。日常の自分の感情が動いた出来事から、本当の自分の価値観を知っていくというプロセスを体験することができたと思います^^

今後も、日常の取り組みも含め、子どもたち一人ひとりのwhyを探すことを大切にし、それぞれが自分らしく学び成長できる場所をつくっていきたいと思います。

これで、夏休みの連続特別授業は一旦終了となります。次回の特別授業は各中学校の定期テスト終了後、10月頃を予定しています。

まずは、中学生は定期テストが続くのでがんばっていきましょう!

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