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テスト振り返り会

こんにちは、関屋です。

7月に多くの中学校で行われたテストを終えて、中学一年生と中学二年生を対象とした「テスト振り返り会」を行いました。その内容とこれを行った背景について少し書かせていただきます。

テスト振り返り会

今回の「テスト振り返り会」の大きな目的は「振り返りの方法」を理解すること、です。

テストの点数が良かった教科は、テスト当日までの進め方として「何が良かったのか=勝因」を整理する。それを整理することで、次回も同じ教科で同じ方法を再現する、あるいは別の教科でもそのやり方を応用することができるはず。

例えば、繰り返し何度もワークを解けた教科の点数が高かったのであれば、「繰り返し何度もワークを解く」という勝因を抽出する。そしてこの抽出した勝因を、次回のテストで再現していく。

一方で、テストの点数が思うように伸びなかった教科もあったはず。その教科は、当日までの進め方として「何が良くなかったのか=敗因」を整理する。それを見つめ直すことで、次回に同じ失敗を繰り返す可能性が減らせるはず。

例えば、暗記系教科のテストの点数が伸びなかった理由が「教科書を読んで覚えた気になってしまっていた」のであれば、「赤シートを使って自主テストする」ことや「モノグサ(暗記アプリ)を徹底してやりきる」ことで次回は改善できるはず。

定期テストが終わると、約二週間を通してテスト学習に黙々と励んだ反動もあり、テストの結果に一喜一憂して終わりがちですが(と言いつつ、私も中学生の頃そんな感じだったのですが…)、せっかく一生懸命に取り組んだ定期テストという一つの機会、そこから得られる学びをしっかり吸収しきるために、今回の「振り返り会」という時間を取っていました。(ご家庭の皆さま、土曜日の夜の貴重なご家族の時間を割いて子どもたちを送りだしていただき、ご協力の程ありがとうございましたm(_ _)m)

一人ひとりと行った振り返り面談

ただそうは言いつつ、実際のところ振り返りは「言うは易し行うは難し」だとも思っています。(特に今回初めての定期テストを迎えた中学一年生の子どもたちは、テストの要領を掴むことだけでもいっぱいいっぱいでもあったはずです。)

そのため、今回の「振り返り会」の前にはそれに先立って、7月にテストのあった中学一年生と中学二年生のメンバーは全員、「振り返り面談」として、一人あたり約30分の時間をもらっていました。(授業前後の時間や、授業とは別の時間に面談のために一度来てもらうなどしていました。)

この「振り返り面談」では、「今回のテストで良くできた教科」「なぜ良くできたか」「同じ方法を取り入れられそうな他教科はあるか」「今回のテストで良く出来なかった教科」「なぜ良くできなかったか」「どうすれば良くできそうか」などを一つひとつ私から質問し、子どもたちは自分なりに考え、自分なりの答えを書き出してくれていました。

例えば、始めは「次回は学習時間を増やす」ことを次回の改善策として上げていた子も会話の中で「具体的にどんな学習を行う時間が足りていなかったか」「もっと効率的に使えた時間はないか」「量だけでなく質の部分で改善できたことはないか」などを一つひとつ丁寧に考え、自分の言葉でしっかりと深められていたと思います。

また、各教科に関わることだけでなく「スマホとの向き合い方」や「オン/オフの切り替え方」など、学習の姿勢に関わる部分も多くの子どもたちが振り返りの中で話をしてくれていました。さまざまな誘惑がある中、これらの誘惑から自らを律することは胆力がいる部分もあると思います。ただ、私と一対一で行った面談のあとに各ご家庭と行っていた「三者面談」の際、自分のお母さんの前で「今度はスマホをテスト期間は預ける」と自ら宣言してくれる子どもの様子などもあり、しっかりと次の一歩に進んでいる姿を嬉しく思いつつ、また時が経って誘惑に負けてしまわぬよう、私が子どもにとっての「鏡」のような存在として、今後も近くで気づきを提供する役割を担っていけたらと考えています。

振り返りの意味

一人ひとりと「振り返り面談」を行ったあとに、その背景を伝える場として「テスト振り返り会」を行っていましたが、ここで私が子どもたちに伝えたかったことは「振り返りの意味と方法」です。私の場合、振り返りの具体的な方法は大学卒業後に新卒で入社した会社で会社の先輩から教わる形で知ったものでした。それからは、会社での仕事の際や、日常に関わること、あるいはもちろん現在の塾のことでも様々に応用をさせてもらっています。

一方で、この考え方自体はシンプルであって、子どもたちでもすでに出来る部分があるはず。また、”振り返り”のそれ自体は学校で行う機会も様々にあるはずですが、せっかく”振り返り”を何度も行っていくのであれば、その意味と正しい方法を知っておいてもらいたい。この”振り返り”の方法を身に着けることで、学習に限らず部活動や様々な場面でも活かし、さらに成長していってもらえたらと願っています。

「振り返り会」を行ったもう一つの背景

新型コロナウイルスの感染者拡大が連日報道をされている中、正直なところ振り返り会として子どもたちに塾へ来てもらうことについて迷う部分がありました。

最終的には、喚起や手洗い、距離を取って座ってもらうことなど、普段からの授業時から行っている取り組みを普段以上に講じた上で実施をしましたが、この判断を行った背景にはもう一つ別の意図がありました。

それは、塾が子どもたちにとっての一つ「コミュニティ」として機能していくこと、です。

中学生のうち、子どもたちが所属するコミュニティは「クラス」「部活」(+「家族」)くらいが基本で、習い事などのコミュニティも別にある場合もありますが、だいたいはこの程度にしかないものかと思います。

所属するコミュニティが多くない時、何か特定のコミュニティにおいて特に人間関係など上手くいかないことがあると大きく落ち込み、またそれについて必要以上に考えてしまい、引きずってしまう…という負のサイクルに落ちていくことが時にあります。一方、所属するコミュニティが複数あること、切り離された人間関係を多く持っておくことで、いずれかのコミュニティでうまくいかない時期があっても、少しでも心として元気な状態を保ちやすくしていけると思っています。

所属するコミュニティは、多くの場合、年を重ねて行くにつれ自分で選択する幅が拡がり、結果として人間関係が拡がっていくのだと思います。一方で、中学生のころなどは自ら選択できるコミュニティの幅も狭く、どうしても人間関係も閉じたものになりがちです。だからこそ、その時に一人ひとりを支えるコミュニティとして、学校(の人間関係)とは少し距離のあるコミュニティとして、塾があること、塾での友人がいて、居場所があることが大切であると捉えています。(東京大学の熊谷先生という方が『自立とは依存先を増やすこと』というお話を以前にされていたのですが、私はこの話がとても好きです。良ければ参考までにこちらをご覧ください)

ただ一方で、慣れ合いとして仲良くなるのでなく、共に学習に関して切磋琢磨する仲間として、繋がってもらたらと同時に考えています。最近読んだある本で、「チームとグループの違いは、共通の目標の有無」と書いてありました。なんとなく集合しているのでなく、共通的な目標があった時にはじめて「チーム」になるというものです。

もちろんC.schoolは、日頃からチームとして何かに取り組むようなことがあるわけではありませんが、特に試験期間など、試験前の臨時開講中などを含めて毎日塾に来ていると、なんとなく周りの人たちが毎日頑張っている姿が視界に入り、お互いの存在を認知していくはず。その中で一人ひとりが緩く繋がり、良い意味で「チーム」の要素を持ったコミュニティとして、お互いに切磋琢磨するポジティブなサイクルを環境として作っていけたら、と考えています。

また、塾で行った三者面談の際、同じ学校の人が塾に誰もいない寂しさを少し口にしていた子がいました。今回の振り返り会では、その子も周りの同学年の子たちと会話し、繋がることができていたようで、楽しそうな表情をしていました。その様子を見ていて、(すこし極論ですが)それだけでも、今回行うことにしてよかったな…と感じています。

夏期講習もまもなくスタート!

今年の夏休みは例年よりも短く、塾での夏期講習も短期集中型です。中学生の子たちは、すぐ次のテストが9月に控えており、夏休みが終わればあっという間にまたテスト期間。

今回のテストが良くできた人はさらに次のステージへ、うまくいかなかった人は必ずリベンジを果たす機会に。それぞれの目標に向けて、夏期講習期間を経て突き進んでもらえたらと思います。夏期講習からの再びテスト期間と、塾としてもバタバタとした日々が続きますが、私たちも子どもたちとともに走っていきたいと思います!(久々のブログで少し長くなってしまったかもしれません、最後までお読みいただいた方はありがとうございます!!)