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「勉強の質」を自らの力で高めるために

こんにちは、関屋です。

先週、近隣の中学校2校、小松川三中と小松川二中の定期テストが行われました。

今回のテスト期間は4連休の祝日などもあり、多くの子どもたちが普段のテスト以上に時間を割き、集中的に頑張っていました。具体的なテストの結果は来週に判明することとなっていきますが、子どもたちと同様、(そして保護者の皆さまと同様)、期待をしつつ、ハラハラしつつ、、その結果を私も楽しみに待っています。

テスト期間を通し、以前のブログでも少し書きましたが↓の動画の作成などもしながら子どもたちの「勉強方法」に意識を配り進めてきました。

例えば具体的なところでは、「ただ教科書を眺めていないか?」「答えを隠して繰り返しワークを解けているか?」「間違えた問題にチェックを付けて、自分が分からない問題を分かるようにしているか?」など。これらは子どもが学習をしている時に、その様子を見て私から声をかけることの一つです。もしくは、定期テストの実施後には子どもたち一人ずつ振り返り面談を行っていますが、その時に↓のようなチェックシートなども使い、勉強方法の自己評価をしてもらっています。

この勉強方法チェックシートや、テスト期間全体を通して「良くできたこと」や「良く出来なかった」ことを整理する別の振り返りシートをベースとしながら、本人の気づきを深める質問を繰り返す形で、振り返りは行っています。私が現在中1~中2生と行っている振り返り面談は一人ずつ約45分程度で行っていますが、これに今後の学習計画の話なども含めると1時間程度を取り、子どもたちと一対一でお話しをしています。

「勉強の質」を高めるために

「勉強方法」は、テストの成績が上がるためにとても大切な要素だと思います。定期テストの点数は「勉強時間」×「勉強の質」によって大部分が決まるため、どれだけ「勉強時間」が確保出来ている子であっても、「勉強方法」が正しくなく、つまり「勉強の質」が低い状態にあると、結果としてなかなか点数が伸びないことが起こりえます。

そして同時に、この「勉強の質」の一つである「勉強方法」にも奥の深さを感じます。例えば、動画を通して伝えている「勉強方法」はどちらかというと、具体的な「理解」や「暗記」を効率化するための内容ですが、実はもう一つ大切な大枠として、「自らの意識のコントール」の観点があります。


例えば、「この時間に〇〇ページまで頑張る」など量を決める、あるいは「〇〇時間がんばったら〇〇分間休む」といった時間を決める”メリハリ”の意識、「〇〇時間勉強を頑張ったら、〇〇を食べる」といった自分に対する”報酬”を考える意識、「やる気が上がらない時は〇〇(未来の自分の姿)を想像する」「スイッチが入らない時は〇〇の教科を一旦進める」など、モチベーションと上手く向き合う意識など。

専門的には、「理解」や「暗記」を効率化するための内容の方を「認知的」学習方略、「自らの意識のコントール」するための内容の方を「情意的」学習とも言うそうです。(↓参考記事です)

https://www.asahi.com/edua/article/13340047

この「勉強方法」に関する分野は誰しもに共通する万能な正解が存在せず、最終的には一人ひとりの子どもたちが自分に合ったものを見つけていくしかないと思っています。私がこの点でできることは、具体例を見せることと、その自分なの獲得に向けた整理を一緒に行っていくだと思っているので、必要な情報や観点を集めつつ、それをベースとして振り返りの場などを通して子どもたちが自ら気づき実践していける仕組みを作っていかなければ、と思っています。

「勉強方法」から、自ら「方法」を考える力へ

「勉強方法」について細かく子どもたちと会話をしているのは、短期的にはテストや受験で結果を残し、自信をつけてもらいたいから。それは一つ間違いなく事実なのですが、それと同時に、この力は本質的に、高校や大学に進学して以降、そして社会人になって大きく役に立つものだと思っているから、です。

その進め方や方法が最良なのかを見つめ直すことは仕事をしていくときにシーンとして多くあると思っていますし、だからこそそれが自らできる力が大切であることを実感しています。そしてこの点でも、効率的な「方法」を見つめる具体的な力と、「自らの意識をコントール」する心理的な力はともにあったら良いものだと思っています。

これは余談でしかないのですが、、9月は2週目に定期テストのあった中学校と、最終週に定期テストのあった中学校と期間が分散していた関係で、結果として試験前の追加開講が約一か月続くような少し負荷のあるスケジュールでした。(笑)

ただ、むしろほぼ毎日子どもたちと関わっていた中で心理的には充実して過ごさせてもらっていたのですが、その中で個人として意識していた部分は多少ありました。例えば、9月を通して集中してエネルギー使う分、ひと段落したら外の綺麗な空気を浴びようと。少し遠くへ行き、いまは海のある場所からこの投稿を書いています…。これは自己報酬として(笑)設定していた時間なので、また改めて来週から全力を注いでいけると感じます。(まずは日々の授業と、先週テストが終わった組の振り返りから!)

少し話が逸れましたが、いずれにしても自分がもっとも集中できる、力を注げる環境や仕組みを考えていくことは、将来において長く自分を助けてくれるものだと思っています。子どもたちにも定期テストの枠組みの中で、それを学力とともに身に着けていってあげられたらと思っています。