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夏期講習の取り組み②

こんにちは、藤井です。

先週に引き続き、夏期講習で行った取り組みを紹介します。

今回紹介するのは「わからない問題と格闘しよう!」です。

わからない問題と格闘する

私の担当の中学2年生のある生徒が、前回の定期試験で数学の「思考力・判断力」を問われる問題ができない、と悩んでいました。その子は前回の定期試験の結果も、成績もすごく良かったのですが、数学の「思考力・判断力」を問われる問題ができない。そこで、いつもやっている問題より少し難易度の高い問題にチャレンジしてもらいました(連立方程式の文章題でした)。発展問題や探求問題と言われるような問題です。そして「まずは自分で答えを出すところまで頑張ってから、持ってこよう」と伝えました。

すると次の日持ってきた答えは、「どう考えていいのかもわからない」でした。

これは中学生全体に対して感じている課題感ではあるのですが、難しくてすぐに解けない問題を見たときに、「見たことないパターンだからできない」「難しそうだからできない」と思って考えるのをやめてしまう生徒が多くいます。

特に数学においてそうなのですが、「わからない問題と格闘する」時間はとても大切です。(他の教科でももちろん大事ですが、中学生範囲だと「難しくてわからない問題」は数学に多いです。)

文章を読んだだけだとわからない問題も、自分で絵や図を描いて整理したり(これは前回の「問題を構造化する」でも言いました)、グラフを書いてみたり、ひたすらに式を立ててみたり、とにかく自分の手を動かして試行錯誤することで解決の糸口が見えてきます。

この「問題と格闘する」プロセス、試行錯誤のプロセスこそが勉強の醍醐味だと私は思います。

見かけの効率性に騙されない

勉強、特に試験勉強や受験勉強をしているとどうしても効率性を求めがちです。一つの問題に時間かけるより、さっさと答えを見てしまって解法を覚えてしまったほうが一見効率が良さそうに見えます。たしかに、単なる方程式や関数の計算問題であればたくさん問題を解いて定理や公式、解き方などを体に染み込ませてしまったほうがいい場合もあります。しかし、効率性を求めて解法の暗記に走ってしまうと、暗記した解法で解けない問題に当たったときに思考が止まってしまいます。実際にそういう子がとても多いです。

わからない問題、解法がすぐに浮かばない問題に当たった時に、一度立ち止まって考える。図を使ったりグラフを使ったりして、とにかく試行錯誤をする。そうやって答えに辿り着くと、すごく嬉しいし、大きな達成感を感じるはずです。これは勉強自身の楽しさにつながってくると思いますし、結果的に試験の点数にもつながると信じています。時間がかかって一見効率の悪い勉強方法が、かえって効率が良かったりすることが多々あるんです。

だからこそ今回の夏期講習では、その生徒に難しい問題にチャレンジしてもらって、まずは自分で答えを導いてみよう、問題と格闘しよう、と指示しました。

それでも最初は「どう考えていいのかわからない」と投げ出してしまったので、まずは私の方で試行錯誤のプロセス(図や絵を書きました)を実際にやりながら一緒に解いていき、「次の問題は全部自分でやってみよう」と改めて伝えました。

すると次の問題では、最初から最後まで自力で答えに辿り着く生徒の姿がありました。終わった後あまりの疲れで「もうやりたくないです!」と言っていましたが、「次回、あともう一問やってみよう!」というとなんだかんだで次も楽しんで(?)やってくれて、しっかり自分で答えまで辿り着いていたので、私もすごく嬉しかったです。すぐに結果が出るものではないですが、次の定期試験の結果が今から楽しみです!

暗記も必要…

一方で、最低限の暗記が絶対に必要なものもあります(漢字や英単語、元素記号などがいい例です)。暗記のやり方については、下の動画で説明しています。 

暗記もしつつ、わからない問題と当たったときに、格闘し、試行錯誤して楽しみながら勉強していけるといいですね!

来週は夏期講習の取り組み(番外編)「みんなで対話をしよう」です。それでは!