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完全担任制だからできる学習指導

こんにちは、関屋です。

昨日から吾嬬立花中の期末考査が始まり、また今日からは、小松川一中や二中の定期考査が始まります!塾として、土日は9時~21時の12時間、平日は17時~21時の4時間と、連日教室を開けて試験対策を行ってきました。その中で、多くの子どもたちがほぼ毎日のぺースでこちらに通って試験対策に励んでくれました。

ここからが最後の追い込み!少しでも早く塾に来て、明日に向けたテスト勉強を長時間できるよう、テストのため学校が午前中で終わる今日などは14時から、教室を開けて子どもたちを待っています。

テストで高得点を取るために

これまでの二週間で行ってきた試験対策では、一人ひとりが自己ベストの点数を取ることができるよう、まずは前提として「学習量」のサポートを行ってきました。(本人次第で、最大80時間以上、塾で勉強ができるような体制としています)

また試験対策では、勉強する場の提供によって、子どもたちの「学習量」を確保することとと同時に、分からない問題の個別解説も普段の授業時と同様に行っています。

試験対策の期間中は、基本的に子どもたちに学校のワークなど教材を持ってきて勉強をしていますが、一人ひとりの質問に対して個別にフォローを行います。

数学や理科などの内容理解に難しさがある教科では、多くの子が共通して同じ問題でつまづいていることが少なくありません。多くの子どもたちが、曖昧な問題が一問でも多く残らぬよう、何人かに対して同時に解説を行うこともありました。

本人たちが効率よくインプットをできるよう、子どもたちが公式や基本的な解き方を理解する段階としては何人かに同時に説明を行いつつも、一人ひとりが実際に自分で解いた時に間違えてしまう箇所は様々。途中式を一人ひとり確認しながら、どこの箇所で誤った解き方をしてしまっているのか、状況に応じて個別に手元を確認し、コミュニケーションを取り続けながら進めていきます。

「分かった」で終わらせない勉強法

ただ一方で、こうした学習の段階はまだあくまで「理解」ができただけで、テストで正解ができる段階かというと、まだ不十分。ここから先は量をこなすことで、探り探り解いていた問題が徐々に無意識に近い感覚で解けるようになり、「わかった」が「できる」へと変わっていきます。これは数学などの教科はもちろん、社会や国語といった暗記系教科でも同じことが言えます。

この量をこなすということが、いわゆる「解き直し」をすることであり、「ワークを何回も繰り返す」ことです。

これは、勉強の仕方を教えている私たちも普段から日々日々伝えていることでありますが、子どもたちにとっては、学校の先生にも頻繁に言われていることでもあります。

とある学校の試験範囲表

意外と難しい「繰り返し」

ではそうした中で、子どもたちが全員「繰り返し」までできているかというと、実際のところなかなか簡単でない部分があります。本人が今回は繰り返しまで頑張ります!と言っていても、いざテスト直前に確認するといわゆるワークが一周(課題の範囲)までしか出来ていない…というケースは、過去にいくつも見てきました。

この「繰り返し」が不十分となってしまう問題。周りの大人たちからすると、「今回は、繰り返しまで頑張ろう」と話している中で、それが実際にできていない状況となっていると、多くの場合に本人の意識面や勉強時間に課題があると感じてしまいます。

実際、そうしたことが課題なことも少なくない、それが大きな一因となっていることは多いのですが、ただもう一つ、この問題には別の背景があります。それは、「解き直しをすることは、意外と難しい」ということです。

例えば、一つは「テスト勉強の進め方」の側面。

「課題が終わったのがテストの直前だったので、解き直しまでする時間がありませんでした…。」繰り返し、いわゆる二周目以降に到達できない一つ目の要因です。これには、そもそも勉強時間が足りていなかった、ということが理由として少なくないのですが、同時に、試験勉強の進め方が計画的でなかった、テスト範囲の全体像を事前に正しく把握、整理しながら進められていなかった、ということも多いにあります。

特に中学一年生など、まだ定期考査に慣れていない子では多くの場合で発生するこのケース。これを防ぐため、C.schoolでは、試験範囲表が配られ次第、子どもたち一人に学習計画を立ててもらい、それに対して確認、フィードバックを講師から行っています。

子どもたちにとっては、早くテスト勉強をしたい、課題のワークを進めていきたい、という思いがあるはずですが、ここは焦らず一旦立ち止まって、しっかり時間を取った中でテスト期間の進め方を本人と確認しています。

また別の要因として、「どこを解き直したら良いか分からない」という問題。「解き直しをする」と一口でいっても、そのやり方は様々。例えば、「すべての問題を解き直すのか、最初に間違えた問題だけ解き直すのか」。「基礎のA問題だけ解き直しのか、応用のB問題まで解きなおすべきなのか」。一つひとつの教科に対して、このそれぞれの判断が必要となるので、これを正しく決定していくためには、「各教科の学習の進み具合がどの程度か」「その人がどの程度の難易度の問題までマスターすべきか」「テストまでに確保できるであろう総時間がどの程度か」などなど…。様々な視点から考える必要がでてきます。

この判断がうまくできないと、「自分が得意なところだけ解き直しをしていて、苦手なところは解きなおしをしていなかったので間違えました」や「この教科は解き直しをしていなかったので出来ませんでした」などといった状況になってしまいます。

「解き直しをしよう」と言うとそれだけではシンプルな言葉ですが、実際はこうした様々な観点から整理して、考えていく必要があります。

そのためC.schoolでは、「解き直し」のやり方まで含めて、私たち講師が子どもと一緒に一緒に考えて進めていくことがあります。例として、ある子との対応の中で行ったことを紹介します。

①解き直しをする範囲の決定

→その子がどの問題を解けてどの問題が苦手であるか、目標点数、テストまでの残り時間を踏まえて、どのページを解き直すか相談して決定。そのページに付箋をはる。

②その問題を何日に進めるか、具体的な日程の決定

→毎日何ページくらいなら進められるか(一日に何時間程度、その教科の勉強に割けるか)を相談し、具体的な日程を決定。

③どうやって答えを隠して解き直すか、具体的な方法の決定

→その教科、そのワークの構成として、どんな解き直しの仕方が効率的か。ワーク本体の答えを折って勉強することが良いのか、必要なところを暗記ペンで塗りつぶすことが良いのか、もしくは解答冊子が赤シートで隠せるように赤字で書かれている場合、解答冊子を使って解き直すのが良いのか。

また、全体的な進め方としては、付箋で貼ったページが一枚ずつ終わることに、この付箋をはがしてもらい、すべての解きなおしが終わったときに、もともと大量にあった付箋がすべて無くなりきれいになるようになっています。かなり細かい部分ですが、解き直しは地道な作業でもあるので、こうしたところでうまくモチベーションを保てるような工夫を隠しています。

今回、この付箋を貼って一緒に「解き直し」の整理をした子は、初めて数学のワーク解き直し(二周目、三周目)までやりきることができました。本人として、今までとはまったく異なる手ごたえをもって、テストに臨める状態まで自らを持っていってくれました。あとは、テスト本番で落ち着いてどれだけ力を出し切れるか…もう当日まで来ると、あとは祈るばかりです。

完全担任制だからできること

ここまで具体的に一緒に考えきること、整理をすることで、本人が迷いなく「解き直し」に対して自走できるようになり得ます。そして、こうしたことを本人と一緒に整理していくためには、私たちの子どもたち一人ひとりに対する理解度が相当に高くないとできない側面があります。どんな難易度の問題まで理解できていて正解を狙えるか、逆にどんな問題までは無理に時間をかけすぎなくて良いのか。そうした「解き直し」の線引きは、子どもたち個々の状態について、私たちが正しく理解できていて、初めて適切に本人と会話しともに考えていくことが可能であると思います。

C.schoolでは、一人ひとりの子どもたちに対して完全担任制としてついているため、個々人の学習状況に対してかなり深く理解できている自負があります。一人ひとりの学習に対して解像度を高く持てているからこそ、こうしたことが可能となっています。

ただ一方で、そうした解き直しの交通整理を、一律で全員の子どもたちと行っているかというとそうではありません。もちろん人によって、こうしたことが私たちのサポート少なく自分自身でできることもあるので、そうした場合は、(学習計画などは私たちと相談や確認しつつも)解き直しの段階は自分で判断して行っています。むしろ入塾してから長い時間が経っている子は、自然とこうしたことが自分で出来るようになってきているので、本人の力のみで解決していけるようになっていますね。

「解き直し」をどこまでどうやるかを考えることも、それが自分で出来る子にとっては、私が関わって整理をすることがあまり必要ない、むしろその時間を取ること非効率となってしまうこともあります。こうした個々の学習の仕方に対する慣れや、必要性も担当として一人一人に対して把握ができているので、それに沿った個々人ごとの関わりを行っています。

次回の定期試験に向けて

今週と来週で多くの中学校の定期考査が終わり、また再来週には小松川三中の中間試験が控えています。(小松川三中の試験対策はここから本格的に開始していきます。C.schoolには10名以上、多くの三中生が通ってくださっているので、ここからまた気を引き締めてやっていきます!)

そして11月には次の定期考査がすべての中学校で行われます。この9月~11月の間の期間は、定期考査と定期考査の間が一年間でもっとも短い期間。学校の授業ペースも他の時期より若干早くなりがちな傾向があり、しっかり事前に対策ができていないと、11月の定期考査はなかなか大変な状況となりがちです。昨年も、11月のテストで悔しい結果となってしまい、その直後に、その状況をなんとかしようと入塾を決めてくれた子も多くいました。

矢継ぎ早に11月のテストを迎える流れとなりますが、短期間で難しい期間となるからこそ、一人ひとりと一緒に正しく学習計画を考え、それを実行しきっていけるよう関わりを続けていきたいと思います!