
はじめまして。C.school講師の藤井悠右(ふじいゆうすけ)です。
「自分の意志」を大切にするC.schoolの指導方針に強く共感し、2021年3月からC.schoolにジョインしました。
講師挨拶として、自己紹介と、私がこの塾で子どもたちに伝えたいことを書かせていただきます。
私は東京都練馬区で生まれ、地元の小学校に入学しました。小学4年の夏頃に父親の仕事でアメリカに約3年半在住し、中学2年で帰国。その後都立西高校に進学し、卒業後1年の浪人期間を経て慶應義塾大学に入学しました。その後(株)USEN-NEXT HOLDINGSに入社し、病院やレジャー施設向け自動精算機のシステムエンジニアをしていました。そこで1年ほど働いていましたが、もともと興味のあった教育分野で働きたいという思いが強くなったと同時に、大学時代に3年ほど経験した学習塾の仕事に充実感を強く感じていたため、C.schoolに講師としてジョインしました。
高校までの私は、親や先生からの評価や友人たちの目を異常なほど気にして生きていました(私はこれを「他人軸」で生きると言っています)。ピアノ教室の発表会でそれまで2人しか弾いたことのない難曲を弾いてみたり、高校受験でいたずらに偏差値の高い高校を目指したり、とにかく周りから「すごい」と言われたくて生きていました。しかし、背伸びをして入った高校で周りの優秀さと個性の強さに圧倒されてしまい、自分を見失い苦しい時期を過ごしました。
そんな環境の中で苦しんだ私でしたが、優秀な同級生に触発され、少しずつ勉強そのものに対して楽しさを見出すようになりました。そして大学受験での浪人期間でひたすらに勉強する1年間を過ごしましたが、受験に対するモチベーションよりも、勉強それ自身に対するモチベーションが高くなり、延々と勉強することが楽しくなりました。偏差値を上げるための手段であった勉強が、目的に変わっていったのです。
そして大学に入ると、ビッグバンド(ジャズの演奏形態の一つで、十数人の管楽器とドラムやピアノ、ベースで演奏するバンド)のサークルに入り、新たにジャズという音楽を始めました。その中で、自分が好きなことに没頭することの楽しさと価値を見出しました。そして、好きなことに没頭することで評価され、結果を出すと言う経験を(初めて)しました。


このように、私は高校から大学受験を経て大学入る数年間の中で、他人からの評価(親や先生から褒められること、友達からすごいと思われること)を軸にした生き方から、自分の価値や意志を軸にした生き方に変わっていき、同時に生きることが楽しくなっていきました。
そんな経験をしてきた私だからこそ、子どもたちに伝えたいことは、夢や目標、「こうなりたい」「これをやりたい」という思いを大切にすることです。それはつまり「自分の意志」で生きるということです。
ただ、最初から自分の意志で生きろと言われてもなかなか難しいと思います。だからこそ、私の役割は、子どもたちの「こうなりたい」「これがやりたい」を一緒に探すこと、そしてその思いを応援することです。
学習面でのサポートはもちろん、学習面以外の関わり合いを大切に、一人一人に寄り添った指導をしていきます。子どもたちが夢と希望を持ち、「自分の意志」で生きられるように。