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成長し続ける子どもたちと私たちができること

2019-12-01

成長し続ける子どもたちと私たちができること

こんにちは。C.schoolの風間です。
中学生の定期テストラッシュであっという間に11月が過ぎ去り、早くも12月になりました。

11月の取り組みを振り返る中で、「定期テスト」や「受験」は、「良い成績をとる」「志望校に合格する」という、目の前の目標の実現はもちろん、そのプロセスを通じて、社会で必要な力を鍛え、子どもたちが輝く大人になる力を身につけているのだと改めて感じたので、コラムを書きたいと思います。

「定期テスト対策」「受験対策」こそ、キャリア教育

若輩者ですが、自分の学生時代、そして、社会人経験を振り返ると、大事なことは「定期テスト」や「受験」を通じて学んでいたのだと気づかされます。

「自己実現」=「目標を決める」×「必要な力を身に付ける」というプロセスはまったく同じだからです。
自分なりに意味のある「目標発見」をして、そのために必要な力を「学習」する。このプロセスは子どもも大人も変わりません。

文科省は、キャリア教育を以下のように定義しています。

"一人一人の社会的・職業的自立に向け,必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して, キャリア発達を促す教育"
ーキャリア教育とは何か / 文科省

私たちは、「目標を決める力」と「達成するための学ぶ力」を身に付けること、それが何よりも重要だと考えており、子どもたちが「いま(定期テストやその他の活動の目標)」と「ちょっと先の未来(志望校合格)」を輝かせて欲しいし、その力を身につけることこそ、大人になっても輝き続ける力になる、と考えています。

私が、学校教員の経験を通じて強く、強く感じたことは、「定期テスト」や「受験」にもっともっと一人ひとりにとっての意味を見出せるはず、ということです。

偏差値だけに目を向け、志望校を割り振ったり、小手先のテクニックだけで学力をあげるだけでは、未来に繋がらない。一人ひとりが輝く個性を持っているのだから、「自分なりの目標」を見つけ、「自分で学ぶ力」を身につけられる機会が必要だ。そうすれば、自分らしく輝く人生を生きられる人がどんどん増えるはずだ!

と、本気で信じ、子どもたちの「いま」と「未来」を重ね合わせながら日々活動してます。すでに多くの塾がある中で、塾を始めたのは、「機械的な偏差値競争」となっている「定期テスト」や「受験」というプロセスに、「一人ひとりにとって有意義な意味」を付加すること。

もちろん、目標達成には、学力向上・偏差値向上が必要なので、テクニックや学習方法を教えることもたくさんしていますが、私たちが塾として存在する意味は、機械的な点数アップに止まらない、可能性を信じ、子どもたちの自己実現のサポートすることなので、妥協せずに追求していきたいと思っています。

継続的な学力向上に必要なこと

ところで、今回の定期テストでは、全体的に点数が伸びた塾生、特定の教科が大きく伸びた塾生(今回は特に数学が伸びた塾生が多かったですね。)がいる一方で、あまり思うような結果がでなかった塾生もいます。

私たちは、継続的な学力向上には、次のようなプロセスが不可欠だと思っています。

学習塾なので、学習改善のノウハウとして勉強のテクニックを教えたり、個別指導するなど学習の質の向上や試験前特訓として量を増やすことなど、学力向上にコミットしています。短期的に、20点上がった!とか偏差値5伸びました!とか、そのような成果がでることもあります。それは、今までやっていなかったことをやるので、ある種当たり前のことなのかもしれません。

ただ、これだけでは継続的な成長は実現できません。その前段階に、学ぶ場に安心感があるか、指導者が信頼できるか、自分はできると感じられているか、失敗しても認められる空気があるか。その上で、自分で決めた目標はあるか、達成したいというモチベーションはあるか。それらが伴って、はじめて継続的な学力向上につながっていきます。(もっと大きく捉えると、スパルタ指導で受験まで走りきれることはできるかもしれませんが、そのあとも自走できる力にはならないと思っています。)

私は教員1年目、何とか学年の偏差値をあげたくて、子どもたちに嫌な顔をされながらも、毎日テストをして居残りをさせていた時期がありました。そのとき学年の偏差値が5上がりましたが、同じ取り組みを繰り返しているにも関わらず、そこからはあまり伸びませんでした。それは、そこに子どもたちの意志がなかったからです。当時の教え子のみんなには謝りたいですが、押し付けだったのですね。その反省を生かして、いまと同じく学習システムを導入し、個別最適の学習で進めたところ、上がったり下がったりはするのですが、明らかに一人ひとりにとって意味のある学習に変わり、少しずつ継続的に伸びていくということを実感しました。

前回のテストで伸びて、今回伸びなかった塾生がいます。それはまさに前回はやってなかった学習テクニックをやったから伸びた。でも本質的に学ぶ意欲は醸成できていない。私たちがまだ心に火をつけることができていないということです。今までの失敗を反省し、この3つの流れ、それぞれで繰り返し改善していきたいと思います。

偏差値よりも大事なこと

自分がいきたい高校にいくために偏差値をあげることや、勉強ができるようになりたいから点数アップを狙うことには大いに意味があるのですが、目的なき他者との比較はあまり意味がないと思っています。

例えば、「10点伸びました!でも、友達は20点伸びてたんで…」とか、「前回40点だったのが70点になりました!でも、学年1位の子は90点なんで…」とか、「◯◯高校いけるレベルになりました!でも、友達は△△高校にいくんで…」とか言う子どもたちがいます。

どうしても、学力で周りと比べられてしまう教育カリキュラムなので、仕方ないと言えば仕方ないですが、「もっと自分の成長を褒めてあげよう!」「自分の点数が伸びてるんだから素晴らしい!」「点数の上下に関わらず、まず自分で勉強しようと決めて、毎日塾にきて勉強した意欲が何より一番素晴らしい!その姿勢さえあれば、これから絶対伸びるよ」と伝えたい。 

時に「◯◯くん、△△さんに勝ちたい!」という気持ちがモチベーションになることがあっても良いけれど、「自分の成長を楽しもう!みんなにはそれぞれの輝く個性と無限の可能性があるのだから!」と伝えていきたいなと思います。

それができるようになると、人との比較ではなく、自分の人生を自分らしく生きられるようになるのかな、なんて思います。

オープン半年の御礼

11月20日でオープンして半年が経ちました。素晴らしい塾生と保護者の方々に恵まれ、大変有意義な営みを実施できていると確信しております。本当にいつもありがとうございます。

至らぬ点も多く、また私たちが目指すVision「なりたい自分に出会える塾」、Mission「子どもたちの学習意欲を育み、主体的な進路選択を支援する。」という点では、まだまだ成長のスピードが遅いと自認しているところであります。

引き続き私たち自身がチャレンジをし、前向きに挑戦したい子どもたちの背中を押せるよう、また、子どもたちの「いま」と「ちょっと先の未来」の自己実現を支援できるよう取り組んでまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。

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