こんにちは。C.schoolの風間です。最近、英検対策もしているのでご紹介します。
英検対策を一つテーマにしようと思ったのは、ひとりの3年生と11月の英検で3級の二次試験(スピーキング)の対策を実施し、見事合格!中学生にとって、英検に向かって勉強することはとても価値があることだと感じたからです。今回の合格は、当然、本人の努力によるところが大きいですが、一緒に勉強して合格して喜んでいる姿をみるのは、私にとっても何にも変えがたい喜びです。
そして、なにより、元々英語教員をやっていた理由でもありますが、これからの時代を生きる子どもたちに「英語をツールとして使えるようになり、自分の世界を広げてほしい」という思いがあるからでもあります。
1ヶ月後の英検に向けても早速、中二生がそれぞれ3級や4級を目指してがんばっていますが、今日は、C.schoolで実施している英検対策と英検対策をやる意味を紹介したいと思います。
C.schoolの英検対策
学習計画
英検対策もC.schoolがなによりも大切にしている「学習計画」から始まります。すべての勉強が、自分の目標を管理し、自ら学ぶ力を身に付けるツールだと考えているからです。
写真は、最近始めた生徒の例です。少しずつ相談し、学習計画をつくり修正しながら進めていきます。全体像を把握し、自分が持つ限られた時間の中でどう進めていくのかを見える化することでやるべきことがわかります。
できない!時間がない!と、ただ焦るだけでなく、合格するために、いまするべきことはなんだろうと冷静に考え、行動に変えていくことが重要です。
文法講座
まずは、通常の授業と同じく、すららを用いて、該当級の文法の基礎を学びます。もちろん、わからないところは、私と関屋が個別で指導しています。
その上で、問題集に取り組んでいきます。基本的には、自分好みの問題集を本屋で選んでもらって大丈夫ですが、C.schoolにも予備の問題集があるので、レンタル希望者が重ならなければ、利用可能です。(自分で勉強しやすい問題集を”選ぶ”プロセスも大事にしてもらいたいなとは思っています。)
単語テスト
C.schoolに置いてある「でる順パス単」を使って単語テストを行います。目標は90%以上合格。これも自分で好きな時に持っていってテストできる仕組みにしているので、いま頑張っている子たちは、家に持って帰って勉強してくる子が多いです。単語帳も、レンタル希望者が重ならなければ貸し出ししています。
目標とやるべきことが明確になると、子どもたちは本当に自分の力で学び始めるので、いつも子どもたちの可能性にはわくわくしますし、感動させられます。
ライティング対策/スピーキング対策
英検にはライティングもスピーキングもあり、苦手意識を持つ子どもたちが多いですが、実は「型」があるので、それを知った上で練習すればそんなに難しくありません。
簡単なものでいうと、
①結論から書いて ②その理由2〜3書いて ③まとめる
などです。
それぞれに基本的なフレーズがあるので、それを覚えてもらって、練習問題に取り組んでいきます。
この「型」を知って「ひらすら練習する」ことは、実は、英語を身に付けるときの本質的なプロセスです。私自身が、留学するためにTOEFLという英語のテストの学習をし、アメリカの大学で授業についていくために学習したプロセスそのもので、「型」を知って「ひらすら練習する」、地道ですが、この繰り返しでしか本質的な英語力は身につきません。野球の素振りと同じですね(笑)
そのプロセスを英検を通じて知ってもらい、今後も役立つ「英語を学ぶ力」を身に付けて欲しいと思って、ライティングやスピーキング対策は希望者には、熱く(笑)伝えています。
C.schoolが考える英検を受ける意味
次にC.schoolで考えている英検を受ける意味を少し紹介したいと思います。
英語に対する学習モチベーション
英語の復習をしよう!と言ってもなかなかモチベーションが湧かないものです。特に、英語に対して苦手意識として持っている子ほど、その傾向が強いです。そこで、英検という明確なゴールを設定することで英語学習の動機につなげていきます。
中二生にとって、4級は中二の復習になりますし、3級は中三先取り学習になります。中一生にとっては、5級が復習、4級が先取りの位置付けですね。
なんとなく復習するよりも、資格取得を目指して学習することでより危機感持って、本気で学習するきっかけになります。
受験にむけて
それでも中々、英検はとっつきずらい、、という子にも、受験の加点になるというメリットを伝えると、やる気になる子もいます。英検3級まで取得することで、私立の単願推薦や併願推薦で内申加点の対象になり、有利になります。また、都立の一般受験では加点になりませんが、高校によっては、「本校の期待する生徒の姿」の記述で「英語検定やGTEC 、漢字検定などを積極的に受検し、更に高い段階を目指す生徒(小岩高校)」などがあるので、推薦受験などにおいては評価の対象になると考えられます。
将来を見据えて
上述のように、目先のメリットだけでも英検を取得する意味は多いにありますが、私自身が何よりも意味があると思うのは、「将来を見据えて」です。
これからの時代、どのような職業、どのような人生を送るにしても、英語が使えることで、より豊かな選択肢と世界に出会えることは間違いありません。「グロービッシュ(グローバルイングリッシュ=非ネイティブの共通語)」の時代とも言われ、完璧な英語でなくても、意思疎通できるシンプルなレベルでも大丈夫です。インターネットで世界が広がり、集められる情報も英語を使うだけで何倍にもなります。苦手意識をなくし、少しでも使えるんだという自身があれば、どんどん世界は広がります。
英語を使おうとするマインド、使えるという自信があるだけで、仕事の選択肢も、海外旅行の楽しみも、友人関係の幅も一気に広がります。見えなかった世界、知らなかった世界を知ることができます。
いまは中々その意味がわからないと思いますが、英検が子どもたちが英語学習への動機となり、より豊かな未来に羽ばたいて欲しいなぁーと思って、最近、中2以下の子どもたちには事あるごとに「英検やらない!?」と言っています(笑)
鬱陶しがられないように(笑)、私もうまく動機付けられるようにがんばります。
おまけ
私はたまたま高校のときに通った予備校の英語の授業がおもしろく、英語力を伸ばすことができ、そこから世界が広がってきました。C.schoolもそんなきっかけになれるようにがんばります💪