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都立受験に向けた対策授業

2020-01-14

都立受験に向けた対策授業

こんにちは、C.schoolの関屋です。

年末年始の冬期講習期間中、都立高校を受験する中三生を対象とした「都立対策特別講座」を実施しました。

カリキュラムとしては、↓のような内容です。

なぜ行ったのか

都立の受験問題には特徴的な傾向がいくつかあり、私学受験とは異なった「都立の受験問題」に特化した対策が必要となります。逆に言うと、”コツ”を掴んだ上で学習をしていけば、短期間でも点数を伸ばせる可能性がある領域が存在しています。

「都立の受験問題」の特色は各教科ごとにも異なりますが、5教科ともに共通して言えることの一つとしては、基本的に「暗記」よりも「読解」や「分析的思考」が強く求められる(もしくはそれが前提となる)ような問題が多く出題されることです。例えば、都立では↓のような問題が出題されます。

(引用元: http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/admission/high_school/ability_test/problem_and_answer/release20190222_01.html )

慣れるまでは問題文を正しく理解するだけでも手間取ってしまう(子どもによっては解く前から抵抗感を抱いてしまう)ような文章量となっていることが感じられるかと思います。

一方で、暗記した知識をそのまま問うような問題(=比較的に学校の中間テストや期末テストで多く出題されるような問題)は、実はそれほど多くありません。例えば英語のように、文章を読むにあたって前提的に知識が必要になる(英語長文を理解するために英単語を知っておく)問題はもちろん一定数あるのですが、本当に100%知識だけで(思考力や読解力はほぼ使わずに)答えられるような問題は、国語の漢字を除けば、多く見積もっても全体の問題数のうち2~3割といった程度です。

中学3年生の生徒たちが学校で定期的に(年に3回)受けることになる「到達度テスト」、もしくは「Vもぎ」や「Wもぎ」などといった外部模試については、基本的に「都立の受験問題」を模したものになっています。そのため、中三生の多くは「都立の受験問題」に近い問題に対して実は何度も取り組む機会があります。

ただ、常に目の前の試験問題に全力を注ぐ一方で、各回の試験問題を構造的に分析して、どういった問題が毎回どのように出ているか、、そこまで中学生の子たちが自ら考え整理するのはなかなか難しい部分です。

そこで都立の過去問を分析し、その中で見えてきた都立の受験問題の「傾向」とそれに応じた「解き方」を整理してきた風間と私が、それを生徒たちに伝授していく場。それが今回の「都立対策特別講座」という位置づけでした。

授業の内容

例えば、「社会」の授業。

※C.school独自の分析のため、他塾等では別の解釈をされている場合もあります。

これはある年度の社会の問題を私たちなりに分析した際の資料ですが、社会には大きく分けて「知識で解く問題」「知識をベースとして、図や資料からの分析で解く問題」「(知識はなくても)図や資料からの分析のみで解ける問題」と3種類に分けることができます。

そしてこのそれぞれの種類の出題量には傾向があり、ある程度は、毎年共通して同じような割合となっています。

この3種類に対しては、テスト本番での解き方も、日々の学習の仕方もそれぞれ有効な手だてが少しづつ変わってきます。例えば、「知識で解く問題」の部分では日々の積み重ねが大切となりますし、「(知識はなくても)図や資料からの分析のみで解ける問題」の部分では、コツさえ掴んでしまえば短期間であってもある程度まで点数を伸ばすことも可能です。

そのため、受験までの日程も差し迫っている「都立対策特別講座」では、最後に短期間でも点数を上げきれるようにと分析系の問題を徹底的に取り組んでもらい、問題のどんな部分に着目をすべきか、あるいは記述問題はどういった枠組みで書いていくべきか、などを一つずつ伝えていきました。

通常は個別指導のC.schoolですが、本講座では少人数×一斉授業の形態です。

また、ここで実際の資料をお見せすることはできませんが、過去に受けてきた外部模試のすべてで、中三生の一人一人が各教科の単元ごと(例えば社会であれば「歴史」「地理」「公民」)に、 それぞれ何パーセントの正答率を出してきたかをC.schoolではすべてデータ化して保管をしています。(つまり、「得意教科」「苦手教科」といった大雑把なくくりだけでなく、各教科の具体的な単元のレベルで、一人一人の得意や苦手の部分を具体的な数値で把握しています)

本授業で何を重点的に伝えるか、という企画の段階、もしくは授業が終わった後の個別のフォローの段階では、こういった個人ごとの過去の具体的な数値を元に指導している部分も、C.schoolの特徴の一つといえるのかもしれません。

都立受験に向けて

都立の受験日は2月21日。これまで日々受験版強を頑張ってきた中三の子たちも、いよいよ受験当日が目の前に近づいてきました。また、都立の推薦入試まではあと2週間を切っており、推薦入試を受ける子どもたちは、それに向けた面接/集団討論や作文の対策をC.schoolとしてこれから集中的に進めていくこととなります。

「都立対策特別講座」では、受験問題に対するある種「テクニック」のようなものを伝授していきましたが、結局、本質的に大切なのは生徒たちの日々の積み重ねであり、日々の努力には外なりません。そして、C.schoolに来ている今の中三の子たちはまさにそれをここまでコツコツと続けてきています。悔いなく全員が受験を終えられるよう、私たちも最後まで私たちの立場としてできるサポートを続けていきたいと思います。

江戸川区平井の学習塾 C.school 関屋

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