こんにちは!C.schoolの関屋です。
まだ段階的ではありますが、来週から徐々に学校が再開されていくこととなりました。
2月末に国からの休校要請が示され、3月から急遽として始まった現在の休校期間。
友達と当たり前のように会い、自由に外で体を動かすことができた学校生活が止まってしまいこれだけの時間が経ってくると、子どもたちにもどこか疲れている様子や、日常に対する退屈から元気のない様子を感じることも少なくなかったように思います。
そんな難しい状況下でありながら、多くのC.schoolに通ってくれている子どもたちが、日々の学習によく頑張って取り組んでいました。中学三年生の学習の様子は以前の記事で風間がまとめていますが、今回は私が担当している中学二年生と一年生の様子もすこしお伝えできればと思います。
中学一年生の学習の様子
中学入学後に最もつまずきやすい二教科、数学と英語。学校が始まった時に安心感を持って授業に臨むことができるよう、あるいはスタートダッシュを切ることができるよう、多くの子どもたちがこの二教科を中心として学習を進めてきました。(一部、本人の希望や学習状況などに応じて国理社の三科目も含めて進めている子もいます。)
どんどんと新しい内容を理解していく子、一つひとつを完全に理解しきるまで丁寧に学習を進めていく子など、進め方や進捗の状況は一人ひとりによって異なります。ただ一年生の多くは数学か英語のどちらか一教科は一学期分をすべて学習し終えることができ、またペースが早い子は、二教科ともに一学期分を理解しきることができていました。
例えばあるひとりの子の場合、例年6月下旬に行われる中学入学後の最初のテスト、一学期期末テストの数学(昨年度の過去問)に試しにチャレンジしてみたところ、まだ学校の授業を受けていない現時点でも、すでに『96点』を取ることに成功しています。また、例年夏休み開けに行われる二学期中間テストの数学にもその後チャレンジをしてみたところ、これも同じく『96点』まで、現時点ですでに取ることができていました。(画像のやりとりでテスト採点しています)
また別の例では、中学一年生の範囲の英語と数学を現時点でも既にすべて学習し終わってしまい、すでに二年生の内容を開始している子もいます。
もちろん、学習ペースが早いことそのものが大切ではないですし、それ自体が目的となるものではありません。ただ一方で、早い段階から学習を進められていることで、例えば中間や期末テスト前には、テスト対策に特化した問題に繰り返し何度もチャレンジする時間が確保できたり、また長期的な視点に立って見ると、中学三年生になった早い段階から卒業までの内容をすべて理解し終わっていることで、最後の一年間、受験期を迎えたときにじっくりと受験対策に取り組むことができるという良さがあります。(いまの三年生たちは、こういった状態を作りつつあります)
繰り返しとなりますが、学習のペースや進め方は一人ひとりに合った形で進めていくことこそが大切であり、早く学習を進められていることだけが唯一正しいわけではありません。また、C.schoolには江戸川区、江東区、墨田区の三区から通塾をしていただいていますが、今回の休校期間、自治体や学校によって宿題の量やその提出頻度もまちまちな状況となっていました。
特に学校からの宿題が大量であった場合は、その状況の中で、塾での先取り学習まで十分に進めることができないこともありましたが、いずれにせよ、一人ひとりが自分の置かれた状況の中で、自分なりに必要な学習をしっかりと進めることができていました。
これはある一週間、学習時間が上位であった中学一年生たちの様子です。(StudyPlusというアプリに登録してもらっている学習時間から抽出しています。)
学習時間がとても多い子で一日あたり約5時間、学年の全体で見ると一日あたり平均2.5時間程度の時間数となっています。(これは学校の宿題と塾の学習の両方を合わせた時間数です。)
中学二年生の学習の様子
全員が同じスタートラインに立っている一年生とは違い、二年生の場合は一人ひとりによって状況が異なります。
一年生で学んだ特定教科(英語や数学)に苦手意識があり、それに対して集中的に約三か月間取り組んだ子、一年生の内容の復習は一通り終わった上で二年生の一学期(前期)の内容を先どって進められている子、あるいは英検の受験予定があり、各教科を進めつつも特に重点的に英語に力を入れて頑張っている子など。
また、やはり二年生も学校によって宿題の量や提出頻度が大きくことなっていたこともあり、特に一年生の場合と比べると一人ひとりの進め方はとても多様であり、それは言い換えると、一人ひとりが自分に合った(必要な)学習の進め方をできていた期間でもありました。
この休校期間も長かった分、その中でモチベーションの浮き沈みもあったと思います。また、そもそも入学したばかりの一年生や受験を控える三年生と比べると、状況としてモチベーションを保ちづらいところもあったと思いますが、その中でも一人ひとりが出来ることをしっかりと続けられていたと思います。
分散登校期間の自宅学習
6月から学校が再開していくこととはなりますが、まだ現時点では完全な再開ではなく、いわゆる分散登校の期間が続くことが見込まれています。また分散登校の期間には、学校で過ごす時間が本来よりも制限される=自宅で学習する時間が増えることが想定されるため、自宅での学習ペースをしっかりと作っていくことは、来月以降も引き続き必要となっていくはずです。
5月までの休校期間とは状況として異なるところはありますが、また6月以降も新しい状況の中で、一人ひとりが自分に合った学習の進め方を組み立てていくことができたらと思いつつ、それができるような学習の習慣面でのサポートや仕組みづくりも続けていけたらと考えています。