こんにちは。
C.schoolの風間です。
受験が終わり、学年末テストが終わり、バタバタと時間が過ぎ、気づけば新年度を迎えようとしています。この時期は時間が経つのが恐ろしく早く感じます… 別れの寂しさと新しい出会いとチャレンジが待ち受ける3月、4月。感情的にも忙しい日々です。
高校へ、中学校へ、新しい環境へ進学する皆さんはもちろん、学年が一つ上がること、クラスが変わること、すべての皆さんに多かれ少なかれ変化がある時期かと思います。楽しみですね。
ちなみに、私はとても変化が好きです。なぜなら、新しい人との出会いと新しい自分との出会いがあるから。新しい環境は、とても楽しいかもしれないし、逆に苦しむことや傷つくこともあるかもしれません。でも、その先に、「私はこういうことをしたい(したくない)人間なんだ」「私はもっとこうありたい(こうありたくない)」と新しい自分に気付くことができます。そんなことに気づいて、ふと、周りを見渡すと、自分と何か繋がれる人との出会いもあったりするものです。そんな風に、自分を知れたとき、それは自分の拠り所になる自分が見つかるし、同時にまた、自分の拠り所になる友人が出来たりします。
どうしてもその環境が合わなければ環境を変えてみるのも良いし(部活や付き合う友人、頼る先生を変えてみるだけでも見える世界は変わるものです)、そんなときは、過去に築いた拠り所に戻ってみても良いと思います。それは、高校生で言えば、中学時代の友達かもしれないし、学校の先生かもしれないし、私たちのような塾の先生かもしれない。何かヒントがあるかもしれません。私も常に新しい出会いを楽しみつつ、迷ったときは度々過去の友人、同僚、家族に支えてもらいながら生きてきました。だからこそ、私は、すべての教え子のみんなに役に立てることがあるならば、いつでも力になりたいと思っています。逆に、最近は教員時代の教え子やC.schoolの卒塾生から「最近どうですか?」なんて聞かれて、話をしているだけで、自分も支えてもらってるなぁと感じるし、恥じない生き方をしないとなと鼓舞されています。子どもたちの一生を応援できる塾にしたいよね、なんて話を仲間としていて、気持ちが前向きになると、これまた仲間にも支えられて生きているんだと感じます。
だから、新しい環境や新しいチャレンジはいつも好きです。「新しい自分」や「新しい人」に出会うという点で失敗はなく、うまくいけば人生の「仲間」が増えていくから!
そんな繋がりが増えれば増えるほど、人生はより豊かになっていくと思います。一方で、その「真の人と繋がり」はきっと、お互いが人生と本気で向き合って、本気で関わっているときにはじめて生まれるものだとも感じています。だからこそ、「学習」や「受験」という子どもたちが本気で向き合うべきテーマを通じて、そんな繋がりが生まれる塾でありたい。C.schoolの講師のメンバーが本気で子どもたち、学習、受験と向き合い、そして、子どもたちにも本気で向き合ってもらいたい。それができたとき本物の「仲間」になれると思っています。
というわけで、先日そんな思いを込めて年次報告会を開催しました。その様子を紹介したいと思います。(ご入塾を検討されている方はぜひご覧いただければ幸いです。)
- 【当日の内容】
- 1.C.schoolが目指すもの
- 2.講師メンバー紹介
- 3.2020年度の学習振り返りと2021年度の学習について
- 4.卒塾生の進学先
- 5.3人の中3生による、受験奮闘プレゼン(※個人情報が含まれるため公開はしておりません。)
私自身もこの年次報告会を通じて、この1年を振り返り、自分たちが大切にしたいこと、目指していきたいことについて改めて見つめ直す機会になりました。学習指導の面に関してもうまくいったこと、うまくいかなかったことを丁寧に振り返り、次年度へ生かしてまいります。
また、次年度の取り組みや新加入の講師も含めてみなさんへ紹介させていただき、新年度を迎えることがさらにワクワクしてきました。(手前味噌ですが!)本当に素晴らしい仲間が揃いました。自身が、苦労して勉強ができるようになった経験を持ち、愛と情熱のある、Warm Heart Cool Headで子どもたちと向き合えるメンバーです。
そして、なによりも、中3生のプレゼンテーションからはたくさんのことを学ばせてもらいました。本当にみんな素晴らしかったです。
「勉強を楽しくするには、自分が勉強や受験に対して本気になる!そうすると勉強が本当に楽しくなる。」
「合否のことばっか考えても不安になるだけであり、勉強に集中できなくなってしまう。試験終了後、全力を出し切れたと思えたら、それは合格よりも大事なことだと思う。」
「高校でも受験を通じて培った勉強法で勉強を続けたい。」「将来は私にしかできないこと、なれないことを見つける!」「受験を通じて、なりたい自分になれた!」
ひとつひとつの言葉の数々が本当に強く、逞しかったです。「なりたい自分」とは、具体的な姿であることもあるけれど、きっと、本質的には「納得できる自分になること」「自分が自分を愛せる自分になること」なのかなと思いました。
「勉強をやりたくない。でもやらなきゃ。あー、もやもやする。」そんな自分から始まった受験生活、もしくは通塾生活。それを乗り越えて、「勉強に向き合えるようになった」「勉強が楽しいと言えるようになった」「目標に向かって努力できるようになった」「勉強ができるようになる楽しさを知れた」そんななりたかった姿になれたのかな、と自信を持って自分の受験生活を力強く話す彼らの姿をみて、感じることができました。そして、「なりたい自分になる」ための「学ぶ力」を手に入れたみんなが、これから先も、たくさんの壁にぶつかりながらも、きっと乗り越えて「こんな自分になれた!」と言って輝いている姿が想像できました。(なれなくても焦る必要は何もないけどね!)
中3生の発表を聞いて、私たちが目指す塾は、やはり「なりたい自分」に出会える塾であり、「学ぶ力」を身に付けられる塾なんだと確信することができました。子どもたちが日々向き合っている勉強を通じて、「なりたい自分」を実現して欲しい。子どもたちとの出会いと歩みが、いつも自分たちを強くしてくれます。心から感謝です。
同時に、彼らの発表を聞いて思ったこと。それは、「志望校合格」「学力向上」といった結果に強く強くこだわって、出来ない自分や弱い自分と向き合ったからこそ得られた「なりたい自分」だということ。最初から「過程が良ければそれで良い」と思っていたら絶対に得られなかったもの。彼らに伴走させてもらう中で、心からそう思いました。尋常じゃない気迫でめちゃくちゃがんばってました。
重ねまして、発表してくれた中3生には感謝を伝えたいと思います。みんなの前で、発表してもらうということをお願いするにあたってはとても悩みました。人前で自分をさらけ出すということは、時にだれかの心ない一言を受けたり、他人に自分の人生を消費されたりすることもあるからです。みんなの素晴らしい挑戦を多くの人に知ってもらいたい、その挑戦の話に勇気づけられる人が必ずいると思っていたのと同時に、そんな風にだれかの心ない一言を受ける可能性があることが怖かったからです。一方で、自分の過去を振り返って解釈し、未来を語ることは、発表者にとっても大きな価値があり、次の自分の人生を生きていくステップになる、そんなポジティブな価値も強く感じていて、みんなにもその経験をして欲しいという思いあって依頼させてもらいました。二つ返事で快諾してくれたみんなの発表の内容には、多くの人が心を動かされました。本当にありがとう!
- 【プレゼンを聞いた中1-2生のコメントを一部】
- ・自分は今中学一年生で、すごく勉強が苦手だけど、今日先生方や中三生の話を聞いて、これからの自分に生かせるなと思いました!!自分も中三の時にこのように、一年生や二年生にアドバイスや説明をできるようになりたいと思いました!そして、これからも勉強を頑張りたいと思った。
- ・受験をするためのヒントが沢山見つかりました。今日聞いたことをいかして受験勉強を頑張りたいと思います!
- ・今年受験を受けた人の話や、先生の面白い話が聞けて楽しかった。また、中学3年生になると話の仕方がすごく上手になれることもわかった。(今のうちから受験生の気持ちで取り組まないと)という気持ちで勉強に励んで行きたいと思いました。
- ・自分は、都会の高校に行きたくて、少し憧れているのでたくさんの高校に高校見学に行きたくなりました。喋り方がうまくて、わかりやすかったので、面接とか人と話す練習も頑張りたいと思いました。今年の目標は、英検や数検をとってプラス受験勉強も頑張ることにしました。
- ・最初の紹介や塾方針(なりたい自分に出会える)それに最後の、受験生による、受験勉強の大事なところ(?)を聞いて、とにかくメンタルケアと合否を気にしないや勉強方法を根本的に変えるなどの凄い為になるプレゼンテーションなどを聞けて、自分なりに勉強方法の改善や諦めないメンタルなどを知れて、これからの勉強の糧として使っていけると思いました。
- ・人生の先輩からの助言やどう改善・乗り越えればいいのかなどを知ることができて良かったからです。自分が受験生という立場に立った時に先輩から言われた事を次の受験生などに伝えていけたらなと思います。
- ・3人の新高校一年生の話を聞いてとても「うおー!」と思ったからです!今はまだ中1の分際で時間もあるので、日々闘志を燃やしていきたいと思いました!プラスで、先生方の「勉強の楽しさを教えたい」というメッセージが印象に残ったので、自分で勉強を楽しむ工夫をしたいとさらに思えました!ありがとうございました!
今回は時間の都合上、3人のみの発表でしたが、すべての中3生がそれぞれの受験に真剣に向き合いがんばりました。また、協力してくれるみんなには、次の中3生に受験の振り返りと後輩たちにアドバイスを送ってもらえる機会をつくれたら嬉しいなと思っています。
受験の経験、人生の歩みは一人ひとり色とりどり。優劣はありません。中3生への贈り物は、そんな思いを込めて、薔薇とチュッパチャップスのいろんな味の花束を送りました。(涙で説明できなかったけど)この薔薇は、アフリカローズというとても素敵な会社がケニアで栽培した薔薇です。創業者の一人の方からいただいた「世界で2万種類以上存在すると言われてるバラはすべてが『美しく、たくましく』咲いてます。みんなもそのバラのように自分自身の花を咲かせ、その違いを認めあえる人に育ってほしい。」というメッセージとともにみなさんに送ります。
さて、塾の新年度が始まり、C.schoolでは、まだまだ新しい塾生を募集しています。「成長したい」「勉強できるようになりたい」「もっとできるはず」「変わりたい」そんな前向きな気持ちはあるけど、「やり方がわからない」「何をやったらわからない」「だから困ってる!」そんなみなさんの成長に伴走すべく、C.schoolの講師陣は待っています。ぜひお気軽に体験にお越しください!