こんにちは。C.schoolの風間です。
ここ数週間、私は春期講習の中学生+α講座(「英単語マスター講座」:単語350個を覚える効率的な暗記のやり方講座)と高校生準備コースを中心に取り組んでいました。また、新高校生に「トビタテ留学JAPAN!」という、志高く留学したい子に国や企業が奨学金を出すプログラムを紹介したところ、応募にチャレンジする子がいたので、応募書類の作成に伴走していました。このプログラムの応募は「なぜ留学をするのか?」に対して、表面的な理由ではなく、自分自身の人生を振り返り、自分の信念とこれからやりたいことを言語化し「私を応援する理由」を表現する必要のあるプログラム。私もこの準備プロセスでたくさんのことを学ばせてもらっています。こういう問に真剣に向き合うと、大きく成長します、というか、受験勉強だけでは表に出てこない才能が現れていくのを目の当たりにしていて驚いています。そんなこんなで、私自身が高校生準備コースとトビタテ留学ジャパンの応募にチャレンジさせてもらう中で、自分自身が高校生に届けたいものもようやく見えてきたので、今まで断っていた高校生の通塾コースも準備を始めました。こちらもまた別途告知させていただきたいと思います。中学生の「英単語マスター講座」も英検に向けて、かなりストイックな講座ながらみんなよくがんばっていました。こちらもまたどんなことをやったのか書きたいと思います。
さて、今日は、2020年度の入試結果、そして卒塾生や保護者のみなさまからいただいた声を振り返りたいと思います。
2020年度の中3生の進学先
多くの塾が、1ヶ月前の都立受験終了後に、進学実績を大々的に結果報告する中、きちんと公開することにある種の躊躇いを感じていて時間が過ぎてしまいました。なぜかというと、私たちC.schoolの一番大事な成果は「どんな学校にいくか」ではなく「本人の意志ある選択に対する納得感」だと思っているからです。「進学実績」として出してしまうと、結局「偏差値でラベリングするのね」という誤ったメッセージを卒塾生や通塾生に与えてしまうのではないかと不安だったからです。「偏差値の数字」で自分の人生を評価することは空いことで、「偏差値が高い程すごい」という価値観を刷り込まれた先には、常に他者との比較が待っていて、絶対的な幸せは得にくいと思っています。「偏差値が高い程、すごい」のではなく、「もともとの自分のレベルよりも高い目標を掲げて、成長したことがすごい」というのが私たちの価値観です。自分が持つ無限の可能性を信じて、悔いのない目標を持って、本気で取り組んだ先に、最後に何を選択して何を得て何を学び、そしてこれからどうしていきたいのかを考え行動する力の方がはるかに重要だと思います。
と、前置きが長くなりましたが、今回「進学実績」ではなく「進学先」という表現で、こちらのページに公開させていただきました。なぜなら、最近の体験説明会等でも「卒塾生の進学先」について聞かれることもあって、それは、入塾をご検討いただいている方にとって「塾として、どの程度の学力を指導できるのか」は当然知りたいことだと思ったからです。すべての卒塾生の努力と受験で得たものに誇りを持っているので、そんなみんなの進学先を公開させていただきました。
C.schoolはどんなレベルの子でも大丈夫です
また、「どのレベルの学力の子がC.schoolに合っていますか?」と聞かれるので、データを見て考えたのですが、結論「どのレベルでも大丈夫!」です。進学先一覧を見ていただければわかりますが、今年で言えば、進学校の偏差値が35〜偏差値65(都立共通問題の最上位)のレベルまで進学しており、8割の子どもたちが内申・偏差値ともに成果を出しました。(2割の子どもたちに貢献し切れなかったことも事実としてあり、その結果を真摯に受け止めて取り組んでまいります。)また、現在の中1〜2生では、難関私学や自校作成レベルを目指す子もいるので、そのレベルに対応できる体制を作っています。
具体的に一例を上げると、
成績表に2がある子だと、
入塾前:5教科13/9教科24→受験時:5教科15(+2)/9教科30(+6)
入塾前:5教科11/9教科22→受験時:5教科14(+3)/9教科26(+4)
になったり、
成績表がオール3くらいの子だと、
入塾前:5教科18/9教科33→受験時:5教科20(+2)/9教科36(+3)
入塾前:5教科16/9教科30→受験時:5教科19(+3)/9教科33(+3)
になったり、
成績表がオール4くらいの子だと、
入塾前:5教科22/9教科36→受験時:5教科25(+3)/9教科40(+4)
入塾前:5教科20/9教科36→受験時:5教科23(+3)/9教科40(+4)
になったりしています。
また、現在在籍している塾生も、成績表に2が複数ある子からオール5に近い子までいます。ただ、「どんな子が向いてますか?」と聞かれたら、「前向きに勉強したい子」です。入塾前の学力は全く関係なく、自分の意志で入塾を決めた子ほど、学力を伸ばしている傾向にあります。学力は関係なく、C.schoolで成長するために必要なのは「勉強ができるようになりたい」「塾に通いたい」という意志なんだと思います。塾にいくということすらも、たとえきっかけが保護者の方であっても、最後は自分自身で、覚悟を持って決めて欲しいと思います。
そして、私たちが、なぜ幅広い学力層に対応できるかというと、完全担任制でコミュニケーションを大切にし、一人ひとりの段階に合った学習の進め方を提案しているからです。私たちは子どもたちの主体性や意志を大切にしていますが、当然、そこにも段階があります。「勉強できるようになりたい!」という意志はあるけれど、まだまだ学習内容まで自分で計画できない子であれば、最初は細かく指示を出しながら「自分でできること」を少しずつ増やしていけるように働きかけますし、ある程度、自律的に学ぶことのできる子には、半歩先を照らしたり、本人の進め方を見守りながらフィードバックをしたりします。学力にも段階があるように、主体性にも段階があると考え、その段階に合った働きかけをしていくことで成長を支援しているからこそ、学力のレベルに関わらず、成果を出すことができているのだと思います。
例えば、卒塾生の声を見ると、一人ひとりの段階によって働きかけを少しずつ変えていることを感じてもらえるかもしれません。
“C.schoolは自分にあったように勉強のスケジュールを考えてくれたり、分からない所を細かい所まで教えてくれるのでとても分かりやすく、とても助かりました。
私はC.schoolに通う前は家で勉強は全くせず勉強をする習慣がなかったのですが、C.schoolに入ってから自分にあった勉強方法を見つけ毎日勉強する習慣がつきました。”
この子の場合は、最初は細かく教えていましたが、段々自走できるようになっていき、段階的に主体的に学ぶ力を身につけていきました。成長が凄まじく、1学期から2学期で内申は+3、7月時点のV模擬から偏差値を7伸ばし、志望校に合格しました。本人の主体性の成長力がすごかったです…!
“私が「もっとこの単元を学びたい!」と言うと、先生はそれに応じたプリントをくださり、自分がもっと伸ばしたいorやりたい単元に取り組むことができました。
さらに都立高校の推薦入試対策の時は、私の考えをより形にするためにたくさん時間をかけて向き合ってくださり、アドバイスをしてくださいました。”
元々、主体的に学びを進めていくことができたので、半歩先を一緒に考えながら進めていきました。受験勉強後半には、「ここをもっと勉強した方が良いと思っています」ということを自分で認識して伝えてくれていたので、全体の勉強計画を見つつ、その時々でプリントや教材のアドバイスをする役割をしていました。また、都立高校の推薦入試の準備では、たくさんの問いをぶつけ内省を促し、それらすべてに主体的に考え抜き、自分の言葉で語ることができる状態になり、内申が多少足りなかったのを物ともせず、見事に合格しました。本人の意志が素晴らしかったです…!
卒塾生と保護者の声
毎年、年度末に運営改善のためにアンケートを取らせていただいています。卒塾生の満足度は4.91点/5点、卒塾生の保護者様の満足度は4.85/5点と大変ありがたい評価をいただきました。(卒塾生と保護者の方々が良い人過ぎるというのもありますが…笑)
私自身、保護者の方々とコミュニケーションを取る中で、たくさんのことを学ばせていただきました。親ってすごいな、って改めて思います。子どもたち、保護者の方々との一期一会の出会いに感謝です。
そのアンケートの中で、通塾生の保護者の方々も含め、C.schoolの良いところをコメントしていただきました。(お忙しいところご協力いただきありがとうございました。)卒塾生の声と保護者の声のページに掲載しております。入塾をご検討くださっている方々へのPR!とともに、いただいた声に恥じないようにメンバーとともに日々取り組んでいきます。
あと、卒塾生の声の下には、卒塾生との思い出とメッセージを書き残しました。数年後見返したときに、自分自身も卒塾生のみんなに恥じない自分になれるようにしたいと思います。