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質問を促すための関わり

2021-10-18

質問を促すための関わり

こんにちは、藤井です。

最近は涼しくなって秋だなあと思っても、すぐに鬱陶しい暑さが戻ってきて、季節がよく分からなくて困っています笑。ただ夜は秋の涼しさを確実に感じられて、一駅前で降りて歩いて帰りながら秋の夜長をじっくり味わえるようになってきました。

さて今回は、C.schoolでの普段の授業の取り組みを紹介しようと思います。質問が少ない生徒に対する対応についてです。

C.schoolの普段の授業ではすららという学習システムを利用しており、私たち講師側で生徒の学習状況を常に把握しながら学習を進めています。C.schoolとしては、子どもたちが自分の分からないところを自分の言葉で説明できる状態で質問をしに来て、私たち講師が解説をしながら子どもと一緒に疑問を解消し、子どもたちは自分の机に戻って自分のペースで学習を進められている、というのが理想の1つだと考えています。

ただ、中には質問が苦手でなかなか質問ができない子、1度聞いただけで理解できてしまい質問がほとんど出てこない子など、質問の機会が少ない子どもは少なからずいます。そういった場合に塾としてどう対応しているのかを紹介しようと思います。

質問が苦手な子

入塾したばかりでまだ慣れていない子や、本人のご性格としてあまり自ら質問することが得意でない、という子は、一定数いらっしゃいます。そういった場合でも、子ども本人が分からないことを曖昧なまま残してしまうこと、もしくは質問したくてもできなかったような状況を作らないために、私たちはすらら(学習システム)で学習の様子を確認しながら授業を進めています。

こういった、なかなか質問できない生徒に対しては、学習システムの学習進捗を確認しながら、誤答が続いたり解答時間が不自然に長い場合に講師ブースに呼んで、一緒にその問題を解いていきます。

一緒に解いていく過程で、つまづいている箇所を特定し解説する、という流れです。とにかく目の前の子どもに集中して、その子の現状をなるべく正確に把握しながら進めています。正誤や解答時間では計れないものがとても多いので、一緒に問題を解きながら、1つ1つの手順や知識を確認しながら進めます。

理解が早く疑問が出ない子

一方で、一度聞いただけで理解できてしまって、問題も間違えずにどんどん先に進んでいく子もいます。その場合、塾に来て映像で授業を見て問題を解いて帰る、というだけで終わらないように気をつけています。どんどん先に進んでいく子に対しては、キリのいいところ(単元テストの後や科目の切り替えのタイミングなど)で一度講師ブースに呼んで、こちらで作成した簡単な確認問題を目の前で解いてもらったり、今日学んだ内容を説明してもらったりすることで、理解度の確認とコミュニケーションの機会を作るようにしています。

例えば、先日ある小学生の生徒が縮図の利用、おうぎ形の面積について学習していました。その子はもうすでに次の学年の範囲を進めているすごく理解が早い生徒で、本当にすごい進度で学習を進めています。しかし、そういった生徒こそ、浅い理解で終わらないように、一度立ち止まって自分の頭の中を整理する時間が必要です。そこで、授業の終盤で講師ブースに呼んで、今回学習した2つの単元の確認問題を作り解いてもらいました。

(↓おうぎ形の面積は全問正解でクリア)

(↓縮図の利用も一問操作ミスで落としていただけ)

確認問題を解いてもらうと、縮図の方は完璧な作図をしてくれました。一方で、ノーミスで終わっていたはずのおうぎ形の面積で間違えてしまいました。途中式を確認すると、計算の途中で÷6とするところを×6で計算してしまってました。口頭でやり方を確認すると、×6はどこにも出てこなかったので、「どうして×6になったんだろう」と聞くと本人もわからなかったようです。「×1/6と÷6を混同して÷1/6→×6になっちゃたのかな?」など考えてみたものの、結局結論は出ませんでしたが、ここで大事なのは、なぜ間違えたのかを考えることです。理解が早くて先に進められても、一度立ち止まって考える時間を作ることはとても大事だと思っています。ケアレスミスと思っていたミスが実際は根本的な理解ができていない、ということは多くあります。例えば、分数の計算で足し算を間違えました!と言っていた生徒に実際に計算を見せてもらうとそもそも通分が間違っていて、通分のところから説明する、ということが、中学2年生の指導でも時折発生します。

その意味でも、質問が出なかった子を授業の最後に講師ブースに呼んで、一緒に確認問題を解いたり説明してもらう中で実際に解いている手元を確認しながら、その子の理解度を確認しています。そして間違えた時はなぜ間違えたのか?をじっくり考えていきます。

(↓縮図とおうぎ形の確認問題)

子どもたちが時折編み出してくれる、私も思い付かないような解き方を一緒に発見する時が何より楽しい瞬間なので、今後も子どもたちと楽しく勉強していきたいですね!

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