こんにちは、関屋です。
大雪の予報が出ていた今日。これから午後の天気は分かりませんが、今のところは雨ですね。中学3年生たちは、今日、そして明日に私立の併願推薦、一般入試を迎えます。まずは無事に入試を終えられることを願っています。
受験本番が進むにつれ、受験生たちと話をしていると様々な不安の声を聞くことが日に日に増えてきました。入試までに取り組もうとしているカリキュラムが間に合うのか、という不安。入試当日に力を出し切れるのか、という不安。もしくは現時点での都立一般入試の倍率を見て、自分は合格できるのか…という不安。現在の感染者数の心配だってもちろんあるはず。
いまの状況下、不安に感じることは挙げ始めたらきりがない程出て来るかもしれません。そして口にはせずとも、子ども達だけでなく保護者の方々もきっと同じであるとも思います。
子ども達の口にする不安に対して、どんな言葉を伝えるべきなのか。正解のない問いばかりでもあるからこそ、一つ一つに対して考えることが多くあります。
個人的に意識している一つの話し方は、「自分が変えられることと、自分が変えられないことを分けて考える」ということ。受験すると決めている高校の倍率が高いという事実。現在の感染者数が高止まりし、感染リスクが身近に迫ってきている状況。どれも考えたらとても不安な気持ちになりますが、こればっかりは考えたところで自分の力でどうしようもないこと。むしろ自分に出来るのは、その中で残りの期間でまだどんな勉強ができるのか。もしくは今の状況の中で、どれだけ感染リスクを抑えた行動を取れるのか、ということ。自分にできること=自分の力で変えられること。それに集中することが大切であり、それを一緒に考えていけたらと思っています。
今、目の前のできることを
これまでの受験生たちとの関わりの中で、その時々にできることを考えてきました。教科の内容を教えることはもちろん、一人ひとりにあったカリキュラムを考えること、その子の状態によってはモチベートする問いや言葉を伝えること。
でも最近は、ここまで受験が近づいて来たからこそ、そして一人ひとりがこれまでに出来ることをやりきってきたからこそ、講師の立場として今できることは、「前向きな気持ちで当日を迎え、これまでの頑張りを出し切れること」だと感じています。もちろん勉強の中身についても出来ることはまだあり、それを最後まで続けていくのですが、本人たちが少しでもよい心の状態で入試本番を迎えられるよう、そのために出来ることをしていければと思っています。
都立の入試は残り約10日。明日に大事な私立一般の入試を迎える子もいます。この一年、きつい出来事も何度もあった中、本当にここまで頑張りました。悔いなく、出し切ることができるよう願っています。