個別学習塾C.schoolでは、最終的には一人ひとりが「自律的に学べる人になってほしい」という思いを持ってかかわっています。ただ、もちろん初めからできる子は少ないですし、その子の段階によっては手厚く伴走し切ることも必要になります。その辺りも一人ひとりの状況に合わせて「個別」で指導をしているのが私たちの特長です。
例えば、こちらは高1生の学習ノート。講師との個別面談を通じて学習スケジュールを立てるのですが、最初はこのような形で講師がパソコンで打ち込んでカリキュラムを作ります。
そして慣れてきたら少しずつ自分で考えて計画を立ててもらいます。計画立てるのって難しいんですよね。気を抜くと自分に甘くしてしまったり、逆に達成できない無茶な計画を立てて形骸化してしまったり。
私も経験があるのでよくわかります。いまでも、自分の仕事や学習についても試行錯誤の日々です。でも試行錯誤を続けると確実に上達します。自分の人生の時間を上手に使い力や自分の現状を客観視する力がついてくるんですね。
高校生部門では週に1度は確認を行い、フィードバックをしたり一緒に計画を立て直したりしています。もちろん最初から塾で標準化したカリキュラムをこなしてもらう方が手間がなく楽なのですが、「自分で考えてもらう」一手間を大切にしています。その先に「自律」があるからです。もちろん標準的なカリキュラムよりも遅い計画であれば、そういった点は指摘して、きちんと学習を進められるようにサポートしています。
中学生部門でも同様の理念で取り組んでいます。ただし、高校生ほど自律的に取り組む学習経験が多くないのも事実なので、必要なカリキュラムを前提として渡すことが多いです。その上で、自分で考えてもらう余白を残すイメージです。特に受験や定期テストのカリキュラムでは、「いつまでにやるのか」コミットしてやり切る成功体験をしてもらいたいと考えています。
中学〜高2年前半あたりまでで「型」を身につけ、高2後半~高3の大学受験では自律的に学習する型を持った状態で「自律的な学習の成功体験」を積んで大学に進んでほしいなとイメージしています。
自分の学習を管理する力がついてくると学力も伸びていきますし、将来「主体的に生きる」ために必ず役に立つので、粘り強く支援していきたいと思います。