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C.school通信 3月号

2026-03-03

C.school通信 3月号

江戸川区平井の個別学習塾 C.school の3月号通信です。今月は、提出物への意識が変わった中2、面接準備で自分と向き合った受験生など、学年末を迎えた生徒たちの一年の成長をお伝えします。コラムでは「負けに不思議の負けなし」を引いて振り返りの大切さを、関屋は「受験合格だけでなく、その過程の成長にどう関わるかがこれからの塾の価値」という考えを綴っています。

「当たり前」の基準を上げる(中阪)

中2のAくんは私の知る限り、これまで学校のワークの提出を完璧にできたことがありませんでした。全教科、期日までに提出できるよう、今残っている提出物のページ数を全て書き出し計画を立てました。Aくん本人も「やらなければ」という意識をこれまで以上に持ってくれたのか、いつもよりも取り組むスピードも早く、これまで「たぶん〇〇(期日)までに終わらせたいと思います」と曖昧な返事が多かったのが「絶対に〇〇までに終わらせます」と覚悟を持った言い方・語尾に変わってくれました。これまでのAくんは「提出物は出さなくても平気」が「当たり前」となってしまっていましたが、「全部出して当たり前」という認識を強く持ってくれたのではないかと思います。これからも「ワークは◯日前に終わらせる」など「当たり前」の基準を上げていけるよう、一緒に頑張っていきたいと思います。

国公立入試の中に見れた貴重な時間(入山)

先日、国公立大学の入学試験が行われました。入学試験の内容は大学ごとに様々ですが、Bさんの入学試験には面接がありました。その大学の面接の傾向は、志望理由などの一般的な質問は全くなく、個人の内にある価値観や哲学を探るようなものです。聞かれそうな質問を想像しながら練習をしている中で、Bさんは自分の内面と向き合う時間を作り、自身の経験や大切な思いをたくさん話してくれました。Bさんのことをより知ることのできた機会でもありましたが、受験という過程の中で子どもたちに大切にしてもらいたい時間だと改めて感じました。

分からないことを残さない(関屋)

毎年そうですが、学年末試験になると子ども達のこの一年間の成長を感じます。中学一年生のCさんのこれまでは、「何か困ってることある?」「何か質問ある?」と声をかけると、「これが分からなくて…」と話してくれるようなことが多くありました。それが今回は「これ教えてください」と何度も自分から来てくれるように。自分の殻を破り、目標達成のためにより前向きになっていく様子が嬉しいです。

〜 今月のコラム (中阪)〜

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

これは私が好きな言葉です。プロ野球でかつて4球団で監督を務めてきた故野村克也さん(通称ノムさん)が座右の銘としてきた言葉でも有名です。この言葉の解釈の仕方としては以下の通りになります。

勝ちに不思議の勝ちあり→実力不足でも運や相手のミスで勝ててしまう「まぐれ」があるということ。勝った時こそ慢心せず、内容を振り返る必要がある。

負けに不思議の負けなし→負けるときには、実力不足、準備不足、慢心など、負けるべくして負ける明確な要因が必ずあるということ。

この言葉はそのまま勉強や受験でも考えられることだと私は思います。

勝ちに不思議の勝ちあり→自分ではたいして頑張って勉強をしたと思わないけど、自分が解けそうな問題だけたまたまテストで出題されて、選択問題も勘で答えたらほとんど合っていた。結果としてテストの点数もさほど悪くはなかった。

負けに不思議の負けなし→テスト前もスマホを触ってダラダラしてしまい、身を入れて勉強できず、点数は散々だった。提出物の学校のワークを出さなかったら内申点を下げられた。内申点が取れなかったから受験の時も行きたい高校を受けるのは厳しい、もしくは受けられる高校の選択肢が少ない。

定期試験後に各生徒と1対1で行っている振り返り面談の際にも「不思議ではない負け」でたびたび話に出るのがやはり「スマホをダラダラ触ってしまった」「学校のワークを余裕を持って進めることができなかった」です、、

つまり、うまくいかない原因がはっきり分かっているケースが多いのです。一方で同じ生徒とテストが終わるたびに振り返りを行い、点数が上がったり、少しでもやるべきことと向き合えるようになったりして自他ともに「成長」を感じられる生徒は振り返りの中で出た反省に対して、多かれ少なかれ行動・習慣として変えてくれているなと思います。

上手くいかない原因を考えるために頭を使うこと。上手くいっていない現実と向き合うこと。もしかすると痛みを感じ、辛いこと、苦しいことかもしれません。だから考えることから逃げて、またスマホをダラダラ触って現実逃避。それでは現実は一生変わりません。現実と向き合うことは最初は辛いかもしれませんが、苦しみながらも立ち向かい闘いながら自分自身の成長を感じられるからこそ「生きている実感」を感じられると思っています。

中高生は今の学年最後の定期テストも終えました。少しでも成長できるよう、テストや普段の学習への取り組みを見つめ直し振り返りを行い、新学年を迎えましょう。

一年間を終えて (関屋)

今年度の中学3年生たちの進学先がすべて決定しました。

入試に至るまで、さまざまな壁に直面した一年間であったと思います。

どの高校に出願するか。学校や塾の先生、そして家族の意見もありながら、自分自身としてどの高校に行きたいのか。進路に対する「壁」。もっと頑張らないと志望校には届かない。人に言われなくも、努力が必要なことは分かっている。でも頑張れる自分と甘えてしまう自分がいる。努力に対する「壁」。

葛藤の末に乗り越えらえた「壁」があれば、自信を持って”乗り越えられた”と言い辛い「壁」もあったかもしれません。

それでも、これまでの人生では直面することのなかった高い「壁」と何度もぶつかり、入試を終えるまで悪戦苦闘し続けたこの期間は、きっと将来につながる特別な一年間となったのではと思います。

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都立高校の一般入試倍率が、全体として今年は「1.21倍」となりました。10年前は「1.48倍」であったものです。

人気な高校では現在も1.5倍~2倍を超えることが少なくなく、高校によって倍率はバラバラです。「全体の倍率」はあくまでも参考値です。

一方で、私立高校の「授業料」無償化や全国的な少子高齢化を背景として、昔に比べて受験の難易度が下がってきていることは事実であるはずです。(東京都に限っては、出生数が増加に転じたと直近のニュースもありましたが)。

あと10年が経った時、全体の倍率が「1.0倍」を切る将来も起こり得るかもしれません。その時には、多くの子ども達が競争性のある入試を経験せずに、すんなりと高校に進学できる未来すら来るのかもしれません。

それでも、毎年「受験生」となり頑張る子ども達を見ていると、その一年間の葛藤と成長を見ていると、入試までの一年間の価値を感じざるを得ません。「受験生」として過ごす日々の中が、これからの人生にとって特別な期間であると、私は強く思っています。

「受験合格」だけを使命とする多くの塾は、その役割の価値を徐々に縮小させていくはずです。

塾である以上「受験合格」に対して責任を負い続けることはもちろんですが、この期間の子ども達の成長に対してどう関われるかが本当の、そしてこれからの、塾の価値となっていくのだと思います。(関屋)

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