江戸川区平井の個別学習塾 C.school の通信 vol.41 です。今月は、11月の定期試験を前に80〜90時間以上の通塾を見込む中3生たちの覚悟や、高1の先輩を招いて開いた中3入試前説明会の様子をお伝えします。コラムでは入山が、細田守監督『おおかみこどもの雨と雪』を題材に、子どもが自分で道を選べるようにと願いながらも、本人の選択をすぐには受け止めきれない親の姿を通じて、「先回りして答えを出すのではなく、子どもが自分なりの道を見つけていく過程を見守ること」の難しさと大切さについて綴っています。


成長を期待して粘り強く関わり続ける(中阪)
小学生の中には塾で毎回、漢字テストに取り組んでくれている子もいらっしゃいます。取り組み方は人それぞれで、毎回お家でしっかり練習してくれる子もいれば、十分に練習しないまま塾に来る子、テストに必要以上に時間をかけてしまう子も。課題がある子に対しては変化(成長)を期待して必要なことを伝えています。毎回伝えたことをやりきれない子もいますが、粘り強く伝え続けています。毎回嫌々漢字テストに取り組んでいた小4のAくんが満点近く頑張ってくれるようになり、時間をかけすぎてしまっていた小6のBくんはタイムアタック形式で取り組むようにして時間内で問題を解き切ることができるようになりました。伝え続けると成長することを期待して目の前の子どもたちと関わっていきたいと思います。
不安も抱えながら(入山)
高校3年生と進路について話す中で、先の分からないことへの不安や怖さについて考える機会がありました。自分がやりたいこともまだ分からない中で、進む道を選ぶのは難しく、不安がすべてなくなる選択も、きっとほとんどありません。心配や不安があるからこそ慎重に考えられる一方で、考えるほど動けなくなってしまうこともあると思います。ただ、不安も抱えながら、自分なりに選んで進んでいく過程や、自分で決めて進んだことそのものに意味があるんじゃないかなと思っています。
試験前100時間を目指して(関屋)
先週から試験対策を開始していますが、参加予定シートを見ると基準値以上の多くの通塾時間を見込んでいる子達がいます。特に中3では80時間、90時間以上としている子達も。実際にどうかはこれから次第ですが、少なくともそれは本人たちの覚悟の表れであると思います。大切なのは、量と質。長い時間を塾で頑張ることは良いことですが、何をどれだけやりきれたか、その内容の方が大切です。二週間頑張りましょう!
中3 入試前説明会を開催しました
中3入試前説明会(高校1年生との進路相談会)を開催しました。前半は中3の入試までの学習の進め方について関屋の方から説明を行い、後半は中学3年生の子ども達の受験勉強や高校に関する質問に対して高校1年生の子達に答えてもらう内容となりました。高校1年生は昨年度にC.schoolで受験を乗り越えていった子ども達です。
youtubeで当日の内容が観れるようになっていますので、中学3年生以外のご家庭も是非ご覧ください。
〜 今月のコラム (入山)〜
少し前の話ではありますが、細田守監督の展覧会に行ってきました。皆さんも、「サマーウォーズ」や「時をかける少女」、「バケモノの子」など、細田監督の作品を一度はご覧になったことがあると思います。私が好きな作品は『おおかみこどもの雨と雪』という作品です。人間とおおかみの二つの面を持つ子どもたちと、その母親の姿を描いた物語なのですが、子どもたちがどんな生き方を選ぶかだけでなく、それを見守る母親の思いにも、考えさせられるものがあると思っています。
母親の花は、姉の雪と弟の雨が、将来、人間としても、おおかみとしても生きていけるように、自然の豊かな土地へ移り住みます。やがて、雪は学校で人と過ごすことを望み、雨は自然の中に自分の世界を見つけていきます。ところが、二人がそれぞれの道を歩み始めると、花の心には不安が生まれます。
子どもには、自分で考え、自分の道を選んでほしい。ただ、その選択を前にすると、心配になったり、何か伝えたくなったりもする。子どもたちと関わるとき、この二つの気持ちは、私自身にとっても身近なものに思います。自分で選べるようにと願っているからといって、本人が選んだ道をすぐに安心して受け止められるわけではない。その花の姿から、子どもに自分が安心できる選択を、いろんな場面で期待していないだろうかと考えたりしています。
少しばかり生きてきた年月が長い大人という立場にいると、これまでの経験から、先回りして伝えたくなることもあります。「こうなるだろうな」とやる前から結果がある程度は予測できてしまうこと、「この子にはこれが合っているだろう」と客観的に見て感じること。ただ、自分が考えていることと、本人が大切にしたいことは、同じとは限りません。
例えば、得意なことを伸ばす方がよさそうに見えても、本人はまだうまくできないことに挑戦してみたいと思っているかもしれません。こちらが遠回りに感じることも、本人にとっては自分で確かめてみたいことなのかもしれません。目標までのより効率の良い方法や先の結果がある程度予測できても、ただそれだけを伝えていくことが良いとも限らず、たとえ遠回りに思える道でも、その子にとって経験する意味がないとは言えないのだと思います。
誰かに教えてもらって知っていることと、自分で経験して分かることにも違いがあります。やってみて初めて、好きだと気づいたり、想像とは違ったと感じたりする。その過程で、自分にとって大切なことを少しずつ知っていくのだと思います。そういう言葉にしづらい生きている実感みたいな感覚が、細田守監督の作品のキャラクターそれぞれの表現に落とし込まれていると感じます。
もちろん、経験から伝えられることは伝えたいですし、全てを任せればよいとも思っていません。ただ、先の見通しを伝えることが、いつの間にか本人の代わりに答えを出すことになっていないかは、気をつけておきたいと思っています。
花も不安ながらに心配する気持ちはありながらも、本人が大切にしていることを知ろうとしています。私も今思うと自身の両親にそのように見守られながら育ててきてもらったと感じます。自分の経験を役立てながら、その経験だけでは分からない部分にも目を向ける。子どもたちが自分なりの道を見つけていく過程を、そんな姿勢で支えていけたらと思います。
11月定期試験に向けて (関屋)
10月3日(土)、中平井コミュニティ会館にて中3入試前説明会を開催しました。
昨年にC.schoolで高校受験に臨んだ高校1年生の子ども達に来てもらい、去年の受験までのこと、高校に入ってからの高校生活や勉強のことについて話してもらいました。
高校1年生の子ども達の中には都立高校に通う子がいれば、私立高校の子も。去年に私立単願推薦で合格した子や都立推薦、都立一般で合格した子など、様々な受験方式で合格した子達でもありました。
中3の子ども達にとって自分自身と共通点がある先輩の話を聞くことで、自分事として捉えやすいものだったのではと思います。
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当日に話をしてくれた高校1年生の子の一人が都立晴海総合高校という高校に通っています。
今年の中3の子ども達の中に晴海総合高校を志望校の一つとして考えている子が2人ほどいたため、その高校1年生の子には翌週にもう一度来てもらい、晴海総合高校や総合高校のことについて改めてお話してもらう機会を設けました。
晴海総合高校は近年倍率の高い人気な都立高校の一つです。直近では推薦入試では3倍前後、一般入試では2倍前後の倍率が続いています。また、C.schoolからはここ3年連続で晴海総合高校に進学した子もいます。自分自身の興味や将来の関心に合わせて授業を選択できること、また高校の立地や校舎なども含めて人気校となっているようです。
晴海総合高校のような総合高校に関わらず、商業高校、工業高校、芸術系の高校。そして普通科の高校。
私立高校に限らず、都立高校であっても様々な特色ある高校があり、子ども達には多くの選択肢があります。
高校進学の時点で何か特色のある高校に進学するのか。現時点では普通科の高校に進学しておくのか。
毎年この時期になると、そういった迷いと向き合う中3の子ども達もいます。
どの選択肢が正解ということはなく、子ども達にとって、そしてご家庭にとっても難しい選択であるとも思います。
正解がないからこそ、その決定を誰かに委ねるでもなく。現時点での自分なりの理由を持って、その選択を本人自身がしてくれたらと毎年この時期になると感じています。(本人の選択に向けて、ご家庭や塾でのサポートがあります)
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中3の子ども達にとって、実質最後の定期試験が迫っています。今年は近隣の小松川中学校では中間試験がなかったことがあり、試験範囲が広く、またそれによって平均点が例年よりも低くなる可能性も見込まれます。(それは中1や中2の子ども達にとっても同様です)
ここから試験まで、塾は毎日開けています。5教科の試験範囲プレテストも各中学校に合わせたものを用意しています。
悔いの残らぬよう、今できることをともにやりきっていけたらと思います。(関屋)
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