今日は高校生部門について。
高3生は今日も朝10:00から教室での受験勉強に励んでいました。1月からは基本的には過去問に取り組み、抜けているところをもう一度確認するということをしています。
志望校の赤本(過去問)を解いて間違えたところを確認し復習します。私も一緒になって「どこをなぜ間違えたのか?」を分析します。本人の間違い方を丁寧に分析すると本質的な課題が見えてきて適切な解決策が見えてくるのです。その上で復習に取り組んでもらっています。
英語を例にお話しすると「長文の穴埋め問題で落としてました」といったとき、その背後にある課題は、①前後の文が読めていないから文脈が理解できていない ② 文は読めているが文と文のつながりを推測することができない(接続詞の問題など) ③ 選択肢の単語がわかっていない ④ 選択肢の文法を理解していない などいくつかのパターンに分類されます。当然、その課題によって解決策が変わってきますよね。
今日話していた子は、①と②が問題だとわかったので、①前後の文をきちんと構造分解して正確に読み取った上で②穴埋めをする単語を推測する、練習を繰り返し行ってもらいました。④の文法に問題があるときは、Okkeという学習システムを用いて理解していない文法を徹底復習して対策を行っています。これはほんの一例ですが、「個別の課題」にアプローチすることを強く意識して学習指導を行っています。
また、この時期に大事にしていることはメンタルのケアです。受験が迫り不安も大きいことでしょう。不安そうな子の話は積極的に聞くようにしています。こういうときは自分のできないところに目が行きがちで自信を失いがちなので、一人ひとりが忘れている「いまできていること」や「伸びている点」を冷静に伝えています。抱えている課題も、本人との会話を通じて明確にしてあげることで漠然とした不安が減るようです。あとは私がやっている、気持ちを落ち着かせるための朝晩・それから試験前のルーティンとしての「深呼吸」のやり方をシェアしてみたり。
がんばれ、受験生。