こんばんは。C.schoolの関屋です。
今週の月曜日から、C.schoolではオンラインでの学習支援が開始となりました。
受験や定期テスト対策への観点からzoomを活用した授業を始めた中学部では、中3生→風間、中1・中2生→私がそれぞれ担当となり、1対1での個別指導を進めています。
私たちも外出を自粛している状況のため、基本的にはそれぞれの自宅からZoomによる授業を行っています。例えば、私の場合はこのような様子です。
オンラインでの進め方
生徒と私が1対1で会話をするときは、お互いの表情が見えるようにZoomのビデオ通話を使った会話を。生徒がつまずいている箇所などを教えるときは、普段はホワイトボードに書いているような内容をiPad上に手書きし、その画面の共有を。また音声は授業中、常に接続をしたままとしています。私の方から説明を行う際であっても、生徒が理解できているか細かく確認をしながら、少しづつ、着実に理解を固めていきながら進めています。
また生徒へzoom越しで教える時には、一人ひとりに対してどこを(何を)教えるべきか、事前にすららの回答画面から確認を行い、私たちは授業開始時までに整理と資料準備をしています。
本来、対面での授業を行っている場合、生徒が家庭学習の段階から何かにづまずいていても、塾に来てもらった時からはじめて課題の状況を確認できるため、そこから具体的な指導を進めていくこととなります。
ただ、現在のオンライン授業の中では、すららやモノグサの管理画面を通じて、事前に一人ひとりのづまずきを確認し、把握することが出来ています。そのため、私たちも事前にその子に対して教えるべきと思われる内容を資料によって整理し、いざzoomでの1対1指導が開始した瞬間には、すぐにピンポイントで、フォローが必要な箇所への学習指導を開始することができています。
※急ぎ購入したタブレットペンの感度が芳しくなく、字が相当に雑となっているのは目を瞑っていただけたらと思います、、、(新しいタブレットペンを調達しているので、到着以降は改善できる見込みです…!)
まだ始まったばかりのオンライン学習指導ですが、一人ひとりのつまずきを事前に確認→十分な時間を確保して授業準備→つまずきに対してピンポイントに、)ある意味で)対面以上の質でzoomで授業、という良いサイクルが廻りはじめていることを実感しています。
中1・中2生の現在の進め方
私がzoomでの授業を担当している中1生と中2生について、それぞれ簡単に現在の進め方をご紹介していきます。
中1の生徒たちは、多くの生徒たちが入学直後につまずきやすい「英語」と「数学」を、とにかく一つひとつ着実に学習を進めています。英語は、小学校の段階から授業はあったものの、「英文法」についてしっかり学習するのは中学がはじめて。数学は、入学直後から「マイナス」の概念が登場し、マイナスを使った足し算や引き算、掛け算や割り算などの登場によって、小学生の段階から難易度が確実に上がっています。
入学直後にいきなり授業の内容が分からず、授業に追いていかれてしまうことのないよう。もしくは得意教科はどんどん先どって進めていくことで、期末テスト前に十分な反復の時間を確保できるよう。一人ひとりに合ったペースで進めています。
特に英語については、教科書で1学期に出てくる文法=すらら、教科書中に1学期に出てくる英単語=モノグサを使い、漏れなく、ピンポイントに必要な内容を学習しています。
これは余談ですが、モノグサの英単語は教科書に沿った内容で完全カスタマイズをしているため、風間や私がすべて自分たちのパソコンで手入力して作った独自の暗記問題をモノグサから配信しています。
次に中2の生徒たちですが、こちらは中1の生徒たち比べてカリキュラムが一人ひとり多様化しています。中1の学習内容がすでに全体的に理解できている生徒の場合は、2年生の1学期で習う内容を先取りして学習を。もしくは1年生の内容のうち、数学や英語など特定の教科が明らかに苦手となってしまっている場合は、その教科に対する徹底的な復習を。もしくは、英検を受験する生徒の場合は、全体的な先取り学習に加えて英検に特化した学習なども進めています。
みな同時にスタートラインに立っている中1の生徒たちと比べると、中2の生徒たちはこれまでの学習を振り返っての課題や、これからの目標など、状況や目指す先がさまざまです。それぞれに合った学習カリキュラムを考え、進め方を生徒と一緒に相談しながら決定し、それに基づいて日々一つひとつの学習を確実に進めています。
また明日以降へ向けて
今回はここまでとなりますが、現在のオンライン学習支援の中では、Studyplusを使った学習時間の管理など、今回紹介した以外にも通常とは異なるアプローチをC.schoolではいくつか取っています。(塾のお子様や保護者の方々へも、これからご連絡していくものなどもあります)
通常のリアルでの授業で実現できていることを最大限に漏れなくオンラインでも実現していきつつ、それに加えて、オンラインだからこそできる内容を提供していけるように、いまも内部では風間と私で日々試行錯誤しています。
ただいずれにしても、これらの一つ一つのアプローチの多くは、すべて中心にいる子どもたちの努力があるからこそ、意味をなしているものです。受験生となった中3生を中心に、小学生の子どもたちまで含めて、多くの塾生たちが本当に毎日よく頑張っています。何よりその頑張っている一人ひとりをしっかりと理解し、状況に応じた適切な声掛けを続け、この現在の難しい期間の中で本人のモチベーションや不安に感じる部分のケアなどを含めて、大切にしていけたらと考えています。